スコーンとパン。唯一の違いとは? ほか13種と比較!

スコーン
わかるようでわからない、スコーンとパンの違い。

「スコーンとパンの違いってなに?よくわからない。聞かれてもすぐに答えられない・・・」

現在パン屋だけでなく、スタバやコンビニでも買える身近な存在のスコーン。

ですが、パンとの違いがいまいち、わかるようでピンとこないですよね。

ひとことでいうと「発酵するかしないか」の違いがあります。

具体的なことは下でわかります。
すぐにわかるよう、「作り方」の中で、特に違う点をあげています。

ほかにはスコーンと似ている洋菓子との違いも比べています。

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スコーンとパンの唯一の違い!

スコーンとパン
スコーンとパンの違いとは?

生地をふくらませるためには発酵が必要ですが、スコーンは発酵が必要ありません。

ベーキングパウダーを入れることで時短できます。

スコーン ベーキングパウダーを入れる。
パン イースト(酵母菌)を入れる。

チャンク

チャンク
スタバやコンビニで見るスコーンで、今定番はチョコチャンクスコーンです。

チャンクは洋菓子の名前ではありません。

チャンク…「かたまり」という意味です。

チョコチャンクとは、大きめのチョコチップが入っているという意味になります。

ケーキ

スコーンとケーキ

スコーンとケーキの違いは

スコーン 卵をつかわない
ケーキ 卵をつかう

です。

ただスコーンにも卵を入れたレシピがあります

スコーンの卵あり、なしの違いとは?

味は?食感に違いは?→ 卵ありの方はしっとり感とコクが出ます。

ボリュームが欲しい場合は卵あり、サクサクを味わいたい場合は卵なしがおすすめです。

卵を入れる目的は?

つなぎの役割があります。
入れた方が生地をこねるときに、まとまりがいいです。
また、ふくらみも卵ありの方が出ます。

パウンドケーキ

パウンドケーキ

スコーンとパウンドケーキの違いは、「切り分けるタイミング」です。

スコーン 切り分けてから焼く
パウンドケーキ 焼いた後で切り分ける

スコーンは焼く前に切り分けます。

パウンドケーキはパン一欣のように焼いた後で 切り分けてから食べます。

切り分けたときに見える面は、入れた具材によってがらりと変わり、目を楽しませてくれます。

必要な分だけ切れるのはパウンドケーキならではのメリットです。

カップケーキ

カップケーキ

スコーンとカップケーキは「焼く前の工程」で違いが出ます。

スコーン 生地を切り分けてから焼く
(手でこねてかたまり状の生地にする。)
カップケーキ カップに生地を流し込んでから焼く
(どろっとした生地。泡立て器でかき混ぜる)

ホットケーキ

ホットケーキ

スコーンとホットケーキの違いは「作る手間」です。

スコーン 発酵を待たないでいい点はラクだがオーブンで焼く工程がある
ホットケーキ 作るのがラク。フライパンで焼くだけ

ホットケーキと違うのは、スコーンには「切り分ける」「オーブンで焼く」手間があることです。

ホットケーキは子どものときに、家庭で一度は作ってもらったことがあると思います。

ホットケーキミックスを買えばあとは卵と牛乳を入れるだけ。
焼くのもフライパンと油ででき、洋菓子の中で一番カンタンです。

ちなみにスコーンには、ホットケーキミックスを使う時短レシピがあります

ホットケーキミックスには「小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖」が最初から入っているため、材料を用意する手間がはぶけてラクに作ることができます。

クッキー

クッキー

スコーンとクッキーの違いは「食感」です。

スコーン サクサク(卵ありだとしっとり)
クッキー かたい

また「作り方」にも違いがあります。

スコーン 基本型抜きしない。
クッキー 型抜きをする。
今は型抜きをしない作り方(アイスボックスクッキー)もある。
棒状に形を整えたあと、冷蔵庫か冷凍庫で冷やしてから切る

ワッフル

ワッフル

スコーンとワッフルの違いは、「焼き方」です。

スコーン オーブンで焼く
ワッフル 専用の鉄板(ワッフルメーカー)で焼く

ワッフルの方が早くつくることができます。

時間の目安

スコーン 15~25分
ワッフル 約4〜5分。なかには約2〜3分のワッフルメーカーもある

ベーグル

ベーグル

スコーンとベーグルの違いは、「焼く前の工程」です。

スコーン 焼く前に切り分ける
ベーグル 焼く前にゆでる

ほかにはベーグルはドーナツのかたちをしている点が特徴です。

クイックブレッド

アイルランドのソーダブレッド(クイックブレッド)

スコーンとクイックブレッドの違いは「切れ目のある・なし」です。

スコーン 切れ目は入れない
クイックブレッド 十字の切れ目がはいる

切れ目の意味とは?

  • パンがよく膨らむ。
  • 切るときの目印。

ソーダブレッド

ソーダブレッドは、クイックブレッドの別名です。

「ソーダ」とはベーキングパウダーのことです。

本来パンをつくるときにイースト(酵母菌)を入れて発酵を待つ工程を、ベーキングパウダーで省略することができる→手軽にパンがつくれる→クイック(はやい)という意味です。

ショートブレッド

スコーンとショートブレッドの違いは「ベーキングパウダーのある・なし」です。

スコーン ベーキングパウダーあり
ショートブレッド ベーキングパウダーなし

またショートブレッドは細長いかたちが特徴です。カロリーメイトに似ています

ショートブレッドとは?

クッキーの仲間です。
クッキーとの違いは「卵あり・なし」と「生地の作り方」です。

クッキー 卵あり(なしのレシピもある)
ショートブレッド 卵なし
クッキー バターを溶かして、材料を混ぜる。生地はしっかりこねる
ショートブレッド バターはそのまま。こまかく切ったものを入れる。生地はさっくり混ぜるだけ。バターが溶けないようにするため

ロックケーキ(ロッククッキー)

スコーンとロックケーキの違いは「天板の並べ方」です。

スコーン 切り分けてから天板にならべる
ロックケーキ スプーンですくって天板にならべる。成型しないですむ。

ロックケーキとは?

クッキーの仲間です。ハリーポッターに登場したことがきっかけで日本で知名度が上がりました。
見た目が岩のようにゴロッとしていることからその名がついています。

ビスコッティ

ビスコッティ(イタリア)

スコーンとビスコッティの違いは「焼く回数」です。

スコーン 1回
ビスコッティ 2回

ビスコッティとは?

イタリア生まれのかたいお菓子です。
本場ではコーヒーやアイスなどにつけて食べます。

ダイエットに向くのは?

ベーグルです。

お菓子を食べすぎるとカロリーが心配ですよね。

カロリーは特に油(バター、生クリームなど)が使われていると高くなります。

ベーグルはパンの中で唯一、ゆでる工程があります。
さらにベーグルは、油をつかわないで作るためヘルシーです。

出身国の違い

スコーンをはじめとしたいろんなパンの出身国を表にしています。

名前 出身国
スコーン スコットランド
イギリス
パン 世界中
ケーキ ヨーロッパ
パウンドケーキ イギリス
カップケーキ アメリカ
クッキー 世界中
ホットケーキ イギリスやアメリカ
正しくはパンケーキ。日本に入ってからホットケーキになった
ワッフル ベルギー
ベーグル ポーランド
ソーダブレッド(クイックブレッド) アイルランド
ショートブレッド スコットランド
ロックケーキ イギリス
ビスコッティ イタリア

●イギリス詳細

※おさらい※

スコーンとパンの唯一の違いは「発酵をする・しない」です。

スコーン ベーキングパウダーを入れる。発酵しない
パン イースト(酵母菌)を入れる。発酵する

ほか、似ている洋菓子との違いをまとめました。

スコーンとケーキの違い「卵ある・なし」

スコーン→ 卵をつかわない
ケーキ → 卵をつかう

スコーンとパウンドケーキの違い「切り分けるタイミング」

スコーン → 切り分けてから焼く
パウンドケーキ → 焼いた後で切り分ける

スコーンとカップケーキの違いは「焼く前の工程」

スコーン → 生地を切り分けてから焼く(手でこねてかたまり状の生地にする。)
カップケーキ → カップに生地を流し込んでから焼く(どろっとした生地。泡立て器でかき混ぜる)

スコーンとホットケーキの違いは「作る手間」

スコーン → 発酵を待たないでいい点はラクだがオーブンで焼く工程がある
ホットケーキ → 作るのがラク。フライパンで焼くだけ

スコーンとクッキーの違いは「食感」「作り方」

スコーン → サクサク(卵ありだとしっとり)
クッキー→ かたい


スコーン
→ 基本型抜きしない。
クッキー → 型抜きをする。今は型抜きをしない作り方(アイスボックスクッキー)もある。棒状に形を整えたあと、冷蔵庫か冷凍庫で冷やしてから切る

スコーンとワッフルの違いは、「焼き方」「焼けるまでの時間」

スコーン → オーブンで焼く
ワッフル → 専用の鉄板(ワッフルメーカー)で焼く


スコーン
→ 15~25分
ワッフル → 約4〜5分。なかには約2〜3分のワッフルメーカーもある

スコーンとベーグルの違いは、「焼く前の工程」

スコーン → 焼く前に切り分ける
ベーグル → 焼く前にゆでる

スコーンとクイックブレッドの違い「切れ目のあるなし」

スコーン → 切れ目は入れない
クイックブレッド → 十字の切れ目がはいる


※ソーダブレッドは、クイックブレッドの別名です。

スコーンとショートブレッドの違いは「ベーキングパウダーのあるなし」

スコーン → ベーキングパウダーあり
ショートブレッド → ベーキングパウダーなし

スコーンとロックケーキの違いは「天板の並べ方」

スコーン → 切り分けてから天板にならべる
ロックケーキ → スプーンですくって天板にならべる。成型しないですむ。

スコーンとビスコッティの違いは「焼く回数」

スコーン→ 1回
ビスコッティ → 2回

※チャンクは洋菓子の名前ではありません。

チャンク…「かたまり」という意味です。

スタバやコンビニで見るスコーンで、今定番はチョコチャンクスコーンです。

チョコチャンクとは、大きめのチョコチップが入っているという意味になります。

ダイエットに向くのは「ベーグル」です。

イギリス出身の洋菓子が多めです。

こうしてみますと、作り方を少し変えるだけで全く違うものができあがることがわかります。

また洋菓子の幅の広さに共通する点は「時短」です。

発酵を省略できるベーキングパウダー、成型しなくてすむようにカップに流し込んだり、スプーンですくって天板にのせたり。ざっくりと混ぜて作ったり。

どの国も時短して作りたい思いは共通していることがわかります。