インターホンとチャイムの違い5つ!

ドアチャイム

「インターホンとチャイムの違いがわからない!」

自宅に訪問者がきたことを知らせるのに使われる呼び鈴ですが、特にインターホンとチャイムの違いがわかりにくいですよね。ここではインターホンとチャイムの違いを、色々な角度から見ることで理解できます。

また、ワイヤレス型の違いについても触れています。昔は有線のタイプが目立ちました。しかし最新は配線工事のいらないワイヤレス型が出ています。こちらの違いもわかります。

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インターホンとチャイムの違い5つ!

意味(~とは?)

※自宅で使われているものに限定した場合の意味です。

インターホン…玄関ドアの外と中、寝室と台所など、ドアや壁を隔てた状態で相手と話ができる機器です。テレビ付きでしたら相手の顔もわかります。今はテレビ付きが当たり前となっています。玄関ドアの場合、誰が来たのか具体的にわかるので防犯目的で使うことが多いです。

チャイム…自宅にやって来た人が来たことを知らせるために、または何かトラブルが発生していますぐ誰かを呼びたいときに、ボタンを押すと大きな音が出る装置です。音そのものを指す場合もあります。ですのでインターホンのチャイムが、という表現をします。音が鳴るところ(親機)は部屋の高い場所に設置されています。

インターホンの利用例(自宅以外)

  • ドライブスルー
  • カラオケ
  • ナースコール
  • エレベーターの緊急ボタン
    など

チャイムの構造

チャイムの構造は簡単にいいますと、「押しボタン」と「チャイム」、「配線」でできています。
配線は、押しボタンとチャイム、チャイムと電源につながっています。
(さらに押しボタンと電源にも配線がついたタイプもあります。)

インターホンはさらに「マイクとスピーカー」、テレビ付きは「液晶ディスプレイ」「録画用のマイクロSDカード」「無線LAN」がついています。

見た目

インターホン…電話つき。訪問者と話ができます。

(送信側:玄関子機)

インターホン(送信:玄関子機)

(受信側:親機)

インターホン(受信:親機)

チャイム…ボタンを押すと音が鳴ります。通話はできません。

(送信側:玄関子機)

ドアチャイム(送信:玄関子機)

(受信側:親機)

近頃は通話だけでなく訪問者の顔もわかるようになっています。

テレビ付きインターホン、テレビインターホンなどといわれることがあります。

テレビインターホン(送信:玄関子機)
テレビインターホン(受信:親機)

今はテレビ付きが当たり前になりましたので、インターホンという言葉が、テレビ付きのものを指す場合もあります。商品名はテレビドアホンです。

取り付けの難しさ

インターホンとチャイム、どちらも取り付けの難しさは同じです。電源コードがある・なし、乾電池がある・なしで判別します。

自分で取り付けができる場合

電源コードがある または 乾電池で交換できる

自分で取り付けしてはいけない場合

電源コードがない、乾電池で交換できない

種類

インターホンの種類は3つです。

1 インターホン
音だけでなく通話もついたものです。

2 テレビ付きインターホン(テレビドアホン)
テレビで声だけでなく人の顔もわかります。

3 セキュリティ機能搭載インターホン
最新式は、さらに防犯(広角、録画、火災、ガス漏れ、水漏れのおしらせ、非常ボタンなど)の機能がついています。スマホとの連動もできます。

チャイムの種類も3つです。

1 AC100V
2 乾電池
3 光る

1 AC100V

AC100Vは配線からつねに電気が供給されるため、電池交換しなくていい点がメリットです。

AC100Vの電気供給方法には2つのタイプがあります。

1 電源(壁の中)に直接つないで取り付けるタイプ(電源直結式)

電源直結


2 受信側(親機)からコードがのびており、プラグをコンセントに差すタイプ(電源コード式)

電源コード

1番目のタイプは、特にチャイムからインターホンに変えるときは、配線工事が追加されるため業者依頼する必要があります

2番目のタイプは、コンセントに差すだけなので取り付けが楽です。コンセントがある場所でしか取り付けることができないため、受信機(親機)の設置場所が限られる点がデメリットです。

2 乾電池

乾電池

電気供給方法を乾電池にしたタイプです。配線工事をしないでいい点がメリットです。デメリットは乾電池が別売なことが多い点、乾電池交換の手間がある点です。

乾電池タイプの中では、別売になりますがアダプターを使えば、コンセントにつないで電気供給ができるものがあります。いちいち乾電池交換するのが面倒になってきた人におすすめです。

3 光る

光でしらせるタイプのチャイムイメージ

音だけでなく、光って知らせます。耳が遠い方、テレビを見ていたり、音楽を聴いていたりして玄関の音が鳴っていることに気づかないことがよくある方などに向いています。

価格

高性能であるインターホンの方が高いです。 音のみのチャイムは安いです。 安いものは、ワイヤレスではなかったり、乾電池や配線は別売りになっていたりすることが多いです。

参考価格(本体価格です。工事代は入っていません)2020年3月25日時点

種類 タイプ 価格帯(円)
インターホン 電源直結 5,266~13,750
テレビドアホン(電源直結式) 電源直結 9,390~46,000
インターホン 乾電池 3,073~6,988
チャイム 乾電池 443~

情報元 価格ドットコム、Amazon、ヤフーショッピング

ワイヤレスインターホンとチャイム

どこがワイヤレスになるのか?

ワイヤレス

受信機(親機)と送信機(玄関子機)の間です。

送信機(玄関子機)には、乾電池(インターホン6本、チャイム1~3本)をつかいます。
ボタン電池のものもあります。乾電池のいらない自動発電のものもあります。

親機の電気供給はワイヤレスではありません。コンセントになります。
乾電池かUSB充電のチャイムはワイヤレスとして使うことができます。

また、ワイヤレスインターホンの親機には無線LANがついていますので、それにつながる機器もワイヤレスです。

  • 部屋でつかう用の子機
  • スマホ(親機とはつなぐことができない、間に無線LANルーターが必要です)
  • 中継器(電波が届かない2階などに使います)

売っている場所

  • ホームセンター
  • 大手電機店
  • ネットショップ

メリット

ワイヤレスインターホン

防犯に最適です。
録画や、知らない人がドアや窓を開けようとすると警告音を鳴らすなどいろいろ機能が使えます。

スマホとつなげておけば、外出中でも玄関に不審な人物が出入りしていないかわかります。親機が録画した映像もスマホで見ることができます。

ワイヤレスチャイム

取り付けは「ネジ」か「テープでくっつける」かどちらかを選ぶことができます。
ワイヤレスインターホンと比べて安いです。

共通のメリット

部屋でつかう子機の増設がカンタン。中継器を設置すると、2階でも使えます。

家のどこにいても人が来たことがわかりますし、子機を使って誰かを呼ぶこともできます。
それでも設置数に限りがありますので、増設するときには確認が必要です。

デメリット

すべてがワイヤレスではない点です。

玄関子機は乾電池で、受信機(親機)との間はワイヤレスです。
ところが受信機(親機)と電源の間はワイヤレスにできないものがありますので気をつける必要があります。

受信機(親機)は乾電池でもコンセントでもいいタイプがある一方で、コンセントに差し込まないといけないタイプもあります。ですので、受信機(親機)の電気供給は乾電池でできるのかどうかを確認することをおすすめします。

無線なので電波が不安定

設置場所によっては鳴らないことがあります。

逆に誰もいないのに鳴る、ずっと鳴りっぱなし、設定していないはずの音が鳴るなどの不具合が起きることもあります。

原因1 IDコードを変更していない。
ワイヤレスでは混線を防ぐためにIDコードが設定されています。
ところが例えば近所で同じ商品を使っている人がいて、あなたと同じIDコードで使っていた場合、混線することがあります。

原因2 ガス給湯器や自動車の通過などによる誤検知。
人以外のものを間違って検知した場合も不具合が起きます。

電池交換や充電をする必要がある。

設置場所に気をつけないと電波干渉を起こします。

テレビやパソコン、ファックス、ゲーム機などのような電気機器や無線機器のそばに設置すると正しく動かないおそれがあります。

子機との通話が第三者に聞かれるおそれがある。

値段

一例を出します。

種類 タイプ 価格帯(円)
チャイム ワイヤレス 1,290~2,280
テレビドアホン ワイヤレス 10,165~253,930

最新技術が使われていたり、子機2台ついたものといった増設機器がセットになったりしたものは値段が高くなります。

誰向け

ワイヤレスインターホン
お子さんの防犯を高めたい人向け。

ワイヤレスチャイム
インターホンが高い、最低限でいいと思っている人向け。在宅介護などでなにか起きた時にすぐに知らせるアラームが欲しい人向け。

逆に設定がややこしいから使いこなせそうにない、馴染みがなくて不安、電波が届かないために結局使えなかった、となるのが嫌な人は昔ながらの配線でつなげるインターホンやチャイムがおすすめです。

要約

使用場所を自宅に限った場合の、インターホンとチャイムの違いをカンタンにまとめました。

意味

インターホン…ドアや壁をはさんだ状態でも相手と話ができる機器です。防犯のために使われます。今はテレビ付きが当たり前となっています。

チャイム…用事があって誰かを呼びたいときに、ボタンを押すと大きな音が出る装置です。

見た目

インターホン…受信側(親機)には受話器が、送信側(玄関子機)はマイクとスピーカーがついています。テレビ付きの場合は受話器のかわりにモニターがあります。

チャイム…送信側(玄関子機)に押しボタン、受信側(親機)にはスピーカーがついています。

取り付けの難しさ

インターホンとチャイム、どちらも取り付けの難しさは同じです。

電源コードがある または 乾電池で交換できるのでしたら自分で取り付けできます。

しかし、電源コードもない、乾電池で交換することもできない場合は専門技術が必要になりますので、業者依頼となります。

種類

インターホンは、3種類。
1 通話のみのもの
2 テレビ付きインターホン(テレビドアホン)
3 防犯機能搭載、スマホ連動できる最新インターホン

チャイムの種類も3つです。

1 AC100V
(自宅に張り巡らされた線から直接電気をとる。さらに「電源直結式」、「電源コード式」の2種類がある。)

2 乾電池
(電気供給方法を乾電池にしたタイプ。配線工事をしないですむ。乾電池交換が手間。)

3 光る
(光って人が来たことを知らせる。玄関の音が鳴っていることに気づかないことがよくある人向け。)

価格

インターホン 高い
チャイム 安い

ワイヤレスインターホンやチャイムとは何?

受信機(親機)と送信機(玄関子機)の間がワイヤレスになった最新モデルです。
ホームセンター、大手電機店、ネットショップで買うことができます。

さらにテレビインターホンは、

  1. 部屋でつかう用の子機
  2. スマホ(親機とはつなぐことができない、無線LANルーターが必要)
  3. 中継器(電波が届かない2階などに)

この3点がワイヤレスです。

メリット

取り付けや増設がラク。
防犯面をさらに高めることができる。

デメリット

親機はワイヤレスではないコンセントのものがある。USB充電式や乾電池式ならワイヤレスにできる。
電波が不安定だと不具合が出る。


時代とともにインターホンはどんどん高性能機能がつき、チャイムは緊急用に特化してきています。

これからもたいせつな家や人を守ってくれることは間違いありません。

参考情報