料理酒を入れすぎた時→煮てアルコール飛ばす→「具体的には?」

「煮物をつくっていて、料理酒を入れすぎた時は、そのまま煮てアルコールを飛ばせばいいってことはわかった!さっそく煮よう!・・・あれ?どれくらい煮ればいいんだろう?ちゃんと飛んだかわかる方法ってあるの?味見すればわかるとは思うけど」

あなたと同じく煮物に料理洒を入れすぎたことのある10人の方に、どうやってアルコールを飛ばしているのかを具体的にお聞きしました。

さきに確認方法をカンタンにいいますと、

火をかけてアルコールを飛ばす。
(そのまま火をかけるか水を足す。できそうなら具材や調味料を追加して量を増やす)

時間が経ったら確認する。
(味見するか匂いを嗅ぐ)

その方の性格や、体質(お酒によわい)、考え方によって方法が違います。

大きく3つにわけましたので、どの方法がよさそうか決めるときの参考にしてください。

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煮物に料理酒を入れすぎた時の具体的な方法

小さめの火加減で煮る

水まで飛ばしすぎてしまわないように、小さめの火加減で(トロ火くらい)じっくり煮込みます。取り敢えず、他の料理が一区切りするまで煮込んで様子を見ますので、いつも何分などの決まった時間があるわけではありません。

妊娠前までは味見をして判断していましたが、妊娠と出産後はアルコール摂取をさけておりますので、匂いを嗅いでみてアルコールっぽい匂いがしなければオッケーかなと思っています。

とりあえず煮る時間を長くします。もともと20分煮る料理であれば、30分は煮るようにします。火加減は弱火〜中火程度です。

また、火を止めて再び食べる前に温める際、グツグツと沸騰させて再度アルコールを飛ばします。味見をして、酒の味がしないかをチェックして、しなければその状態で食卓へ並べるようにしています。

味見をしてお酒の味が強いと感じた時は、弱火でじっくり煮ます。どれだけ入れたかにもよりますが、大体30分ほど弱火で煮詰めればアルコール分は飛んでいます。煮物の香りをかいだときにアルコール特有の匂いがしない、味見をしてもお酒の味が強く感じないくらいになればOKです。

アルコールの性質上強火で一気に飛ばす事も不可能ではないですが、具材の表面にだけ味がついたり、底に焦げたり煮汁が一気になくなってしまうので、弱火でじっくりを意識しています。

強めの火加減で煮る

私の場合、お酒にとても弱い体質なので料理に入れたお酒は毎回必ず煮切るようにしています。料理酒を入れたあと、火力を強めて(弱・中火~中・強火まで)沸騰させてしまいます。1~2分ほど沸騰させた後、一度におい・味を確認し、この時点で大抵のアルコールは煮切れていますが、それでもまだ残っているようであれば更に1分間沸騰させたままにします。

強火で沸騰させ、1~3分くらい煮立てます。その後、湯気を嗅いでアルコール臭がしなくなったら、味見をしてみて、アルコールの味がしなければオッケーにしています。今までその方法で、子どもや夫に出してますが、苦情が出たことはありません。(子供はアルコール入りお菓子に敏感なので【パウンドケーキのブランデーなど】たぶんアルコールは飛んでったのだと思います)

火の強さを中火以上にして、3から5分ほど熱して、煮物の出汁を沸騰させて、お玉かスプーンで出汁を少しすくって、実際に舌でなめてみる。それでお酒臭くなかったら、アルコールが飛んでいる、とわかります。まだ、お酒の味が残っていたら、もう一度、中火以上で鍋を熱して、続けて沸騰させてアルコール分を飛ばし、またすくってなめてみます。

足して量を増やす

煮魚を作るときなど、よく料理酒を入れ過ぎてしまう事がありますが、弱めの火加減でプラス10分くらい煮てアルコールを飛ばすようにします。強火だと焦げ付きが心配なので、火加減は弱め。

また具材(付け合わせ煮野菜など)を足せる場合は、追加して材料を入れ、醤油やみりんなど他の調味料を増量して全体量を多めに増やすこともあります。

一緒に入れて煮てもよさそうなものに、野菜(水分が出そうな大根とか人参でもいい場合。)を追加で入れて、水分が少し出ることを期待する。火を少し強めにしてしばらく様子を見てしばらくたってから弱めにして少し長めに煮る。火にかける時間を長めにとって様子を見る。

また厚揚げなどを入れてもよさそうなものを煮ている場合には、厚揚げを切って追加で入れると料理酒がまったりしてくる

また砂糖を少し多めに入れるとよい。

まずは水を100mlくらい追加してから、蓋をせずに煮込みます。弱火と中火の中間くらいの火加減で、30分以上コトコトと煮て、その間も適度にかき回して焦げ付かないようにします。水分が半分くらいに減ったら、味見をしてアルコールが飛んだか、味の調整が必要かを確認します。アルコールが飛んでいれば、あとは火を消して味を染みさせるだけです。飛んでいなければ、煮る時間を増やします。

私の場合、煮飛ばす事より、全体の水分量を気にします。料理酒を入れすぎた時は、まず、料理酒を多く入れ過ぎた分、水分(水や出汁)を減らして加えます。そして、そのままいつも通りの調味料の分量で味付けをし、いつも通りに煮物を作ります煮たてる時間などは気にせず、いつも通りに汁の量が少なくなるまで煮飛ばします。これでまず何も問題ありません。

火加減の傾向

弱めの火加減でコトコト煮る
(慎重な性格の人、焦げ付きが不安な人)

強めの火加減で煮る
(お酒に弱く確実に飛ばしたい人、おでんなどもともと汁の多い料理や、水や具を足した場合)