「ワインカレーを作ろうと思って、ワインを入れてみたらなんだか味が・・・。失敗した!なんとか元に戻す方法ってあるの?」
あります。
基本はルーなど、濃いものを足して直す方法が有効です。
とはいえ、その人の好みやカレーの状態によって、また足すものが違ってきますよね。
今回は、同じ失敗をしたことのある方、10人にカレーにワインを入れすぎたときにどうやって解決したかお聞きしました。あなたの参考になればうれしいです。
カレーにワインを入れすぎて失敗!解決方法は?
ルー・豚バラ・にんじん・玉ねぎ
ワインを入れすぎて、アルコールの味が強くなってワイン臭くなってしまったことがあります。
そこで、カレーのルー1皿分を足したところ、ワインの味が少し消されて、カレーの味が濃くなりました。
追加で、豚バラ100gとにんじん2分の1個と玉ねぎ2分の1個を加えると、更に風味が変わりました。コクが出てカレーの味になりました。
ルー・固形コンソメ・バター
ホテルカレー感を出したくて、ワインを入れましたがあまりカレーに合わない風味に思いました。
まずは、カレールーを足して味を戻しました。プラス、固形のコンソメを少し入れました。それで、味は気にならない程度に戻りましたが、コクが足りないように感じたので、マーガリン(バター)を入れ、仕上げをすると、いつものカレーより美味しかったような気がします。
牛肉・玉ねぎ・大根・調味料・香辛料・カレー粉
ワインを入れすぎたときは牛肉を多めに足します。牛のこま切れ肉を玉ねぎのスライスと一緒に大目に増やして入れます。
また大根のスライスを入れてうまみを足します。もちろん人参ジャガイモは通常通り入れておきます。
そこでオイスターソースやケチャップや中濃のとんかつソースなどで味を調えます。スープストックを入れて、ガラムマサラとカレー粉で味を仕上げます。
しょうが・にんにく・バター
味が変になったと感じたなら、もっと強い風味のある食材を追加するのがいいと思います。
私の場合は、香辛料(しょうが・にんにく)を結構多めに投入しました。しばらく煮込んだら、さらにバターを加えて風味をまろやかにします。これでほぼ気にならなくなりました。
他にも味噌や醤油を加えてもいいと思います。塩っぱくならないように入れすぎには注意してください。
玉ねぎ・セロリ
ワインによって出てしまった酸味を抑えるために、玉ねぎ中サイズ1個とセロリ1本(レシピ外)をキツネ色になるまで別のフライパンで30分弱火でじっくり炒めてから、カレー鍋に投入しました。
その後いつもならすぐにカレールーを入れてしまいますが、煮込みの時間を増やして(弱火で10分くらい)まろやかさを出して調整しました。
ウスターソース・水
ワインを入れすぎてしまったときは、とりあえずアルコールを飛ばすために強火で煮込みました。ただし、焦げやすいので常に目を離さずにかき混ぜました。
それから、ウスターソースを少しずつ入れて味を確認しながら煮込むとおいしくなりました。ただし、煮込んでいると味が濃くなってしまったので、お水も少しずつ入れて味を調えたら食べられました。
火を通しながら、水・チョコレート
レシピ本を見ながら旦那にワインカレーを作った事があります。大人の味をと思いワインを多めに入れると酸味の強いワイン味になりました。
とにかく煮詰めてワインを飛ばそうと、かき混ぜながら火を通し続けました。バシャバシャにならないように水を少量づつ追加し、チョコレートを細かく切って入れるとワインのキツい匂いや味が軽減されました。
チョコ・カレー粉
とにかくいろんな調味料を入れて見ました。
前にチョコを入れるといいと聞いたことがあったのでまずは、チョコを入れて見ました。
それでも戻らなかったので、カレー粉を投入。味を見ながら、少しずつ足していき、結局はかなりの量のカレー粉を入れたんじゃないかなと思います。
分量は分かりませんが、カレー粉で味を戻しました。
失敗したルー(半分だけ)、ニンニク・タマネギ・ヨーグルト・香辛料
そのままの状態からの修復は難しかったので、失敗作のルーを半分に分け半分は冷凍保存しました。
再度、別のフライパンでニンニクを香りがたつまで加熱、タマネギをしっかり炒めそこへ失敗作のルーをいれました。味のマイルドさが足らなくなったので、コクを出すためにヨーグルトを追加、さらにカルダモンパウダーとクミンパウダーで味を調整しました。
失敗したルー(半分だけ)、タマネギ
カレー作りには、その家の特徴が現れます。
たとえば、隠し味にワインを使うのもオススメの方法ですね。
ですが、カレーのおいしさを引き立ててくれるワインも、入れすぎてしまうことで カレーそのもののおいしさを台無しにします。
そんなとき、ちょっとした対処法を知っておくと、コクがあっておいしいカレーに 作り替えることができます。
ワインの入れすぎは致命的ですが、料理にはハプニングがつきものです。
なので、いかにアレンジできるかを考えます。
まずは、ワインの風味が強いカレーを、半分にとりわけるところからスタートします。
①鍋にあるカレーを半分ほどの量に調整します
②とりわけた残りのカレーは、次回のカレー作りに使用します
③通常より多めにタマネギを炒めます(繊維を断ちきってカットしたもの)
④飴色になったタマネギを、トロッとした状態になるまで炒め続けます
⑤しっかりと炒めたタマネギを鍋に移し替えます
⑥適量の水を加えて煮込みながら、しっかりとアクをとっていきます
⑦最初に使用したカレーのルーとは異なったルーを使用します
⑧できあがったカレーを、ワインを入れすぎたカレーと混ぜ合わせて煮込みます
手直しをするための手順は上記の通りですが、味をなじませるためにも、できれば 2時間ほど常温放置します。
とりわけたカレーは、次回のカレー作りで使いやすいように、冷凍するなどして保存しておきましょう。
炒める際のタマネギですが、繊維に対して垂直にカットしてください。
繊維を断ちきると、甘みだけでなくタマネギの旨みも出やすくなります。
隠し味のワインは、カレーにコクを与えてくれる反面、分量に気をつけないとワインの味や風味が全面に押し出されます。
ワインを利かせすぎたカレーも、タマネギをふんだんに使ったカレーと合わせることで、 さらに味の深みが増します。
要約
カレーにワインを入れすぎたときに、何を入れたか、集計しました。(1人で複数入れたものも別々に集計しています。効果が高いものを決めるときの参考にしてください)
入れたもの | 人数 |
---|---|
玉ねぎ | 5 |
香辛料 | 2 |
バター | 2 |
ルー | 2 |
カレー粉 | 2 |
ニンニク | 2 |
水 | 2 |
チョコ | 2 |
失敗したルー(半分だけ) | 2 |
しょうが | 1 |
牛肉 | 1 |
固形コンソメ | 1 |
ウスターソース | 1 |
にんじん | 1 |
豚バラ | 1 |
セロリ | 1 |
大根 | 1 |
調味料 | 1 |
ヨーグルト | 1 |
玉ねぎが一番多かったです。
全体で見ますと、ルーや具材の量をふやすことで、強くなったワインの味をうすめる方が多いです。
ルーや具材で量を増やした後、「香辛料やニンニク、しょうが」で辛みをつけ、「牛肉や豚バラ、バター」など、脂分を追加して、コクを出すことに成功していました。
大根のスライスやセロリで調整する方もいらっしゃいました。
ルーや野菜の具材だけですと、まだ物足りない感じになりますので、味を直すのに「調味料や香辛料」は必須です。
調味料は、固形コンソメ、オイスターソース、ケチャップ、中濃のとんかつソース、
香辛料は、カルダモンパウダー、クミンパウダー、ガラムマサラが挙げられていました。
チョコは、入れても味が戻らない方がいらっしゃったため、効果は大きくないかもしれません。
煮込みについて
煮込むときのやり方は人によってバラバラでした。
アルコールを飛ばすために強火で煮込むパターン、
炒めた具材を追加した後、煮込み時間をいつもより増やす(弱火で10分くらい)パターンです。
強火で煮込む場合は焦げつきに注意したり、水を足したりする必要があります。
元に戻すのが難しい場合は?
失敗したルーを半分だけ使う方法があります。 残りの半分は、冷凍して次回に回すかたちです。
カレーにワインを入れすぎた時は、ルーや具材を足した後、調味料や香辛料であらためて味付けをすると直すことができます。