まず国の違いがあります。
甘酢漬け→日本
ピクルス→海外
ピクルスといえばハンバーガーに入っているあのトッピングが一番連想しやすいです。
ハンバーガーのあのトッピングは、きゅうりの酢漬けです。
また砂糖あり、砂糖なしの違いがあります。
砂糖あり→甘酢漬け
砂糖なし→ピクルス
代表例の違い
甘酢漬け、ピクルス両方とも野菜を使いますが、代表例は違います。
よく甘酢漬けといえば生姜漬け、らっきょう漬け、南蛮漬け、カブ漬けのことを指す場合が多いです。
ピクルスはいわゆる「酢漬け」です。
しかし現在、日本では実質甘酢漬けであっても、漬けるものがきゅうりなどの野菜であれば「ピクルス」と表現することがよくあります。(甘酢漬け風ピクルスなど)
はっきりといえる違いは、
「香辛料あり」「香辛料なし」です。
香辛料なし(昆布などの海産物だし)→甘酢漬け
香辛料あり(ローリエ、にんにくなど)→ピクルス
なますとピクルスの違い
なます:細長く切った人参と大根でできた酢漬け。
正式名称は「紅白なます」で、年始のおせちの一品です。
以下では、主にピクルスに注目したうえで違いを解説していきます。
食べやすいのはどちら?
甘酢漬けです。
ピクルスは基本酢漬けですので、酸味が強い傾向にあります。
ただピクルスづくりの際に、砂糖を足して甘酢にしてやれば食べやすくなります。
甘酢漬け風ピクルスのレシピが多く出回っています。
ピクルスレシピの中には、あらかじめ漬ける液をフライパンで加熱しておく方法もあります。
少し沸騰させることで酸味が飛び、まろやかになります。
酸っぱすぎた場合の対処法
漬けた後→砂糖を足す。(漬けた後でも追加すれば味が落ち着きます)。
漬ける前→液を加熱して酸味を飛ばす。
切り方の違い
(傾向)
野菜を薄切りにして漬ける→甘酢漬け
野菜をスティック状に切る→ピクルス
ピクルスは切り方によって食感が変わります。
たとえばクッキーの型どりで形を変えれば、また違った風味を楽しむことができます。
ピクルスとはいっても乱切り、スライスなどでも問題なくできます。
にんじんなどの かたい野菜は細く切る(例:約1cm角の短冊状)のがコツです。
ピクルスづくりでおすすめの野菜は?
簡単に手に入るものであれば
- にんじん
- ミニトマト
- 玉ねぎ
- きゅうり
- 大根
- パプリカ
がおすすめです。
ブロッコリーなどの緑の野菜でもつくれますが、変色してしまうので気になるのでしたらおすすめしません。
ピクルスの保存容器でおすすめは?
ガラス瓶です。
ホーローの容器は、材質によっては酢に反応するので確実なのはガラス瓶です。
「市販の素」の違い
甘酢漬けの素やピクルスの素を使えば、最初から調味料が入っているため、自分で作るよりも早くできておすすめです。
兼用タイプと、専用タイプがあります。
メーカーによって味付けが異なるため、好みの味を見つける必要があるのが難点です。
甘酢漬けの素・ピクルスの素の例
兼用タイプ
●ミツカン いろいろ使えるカンタン酢(ベーシック)
甘酢漬け、ピクルスなど、いろいろな料理に使える万能お酢です。
専用タイプ(ピクルス)
●ミツカン フレッシュピクルスの素
子どもが喜ぶ甘さです。
専用タイプ(甘酢漬け)
※甘酢漬けの素と言う名前ではなく、浅漬けの素となっています。
●エバラ 浅漬けの素 プチスタイル まろやか甘酢
りんご酢とレモン酢が特長です。
ピクルスの保存状態をよくする方法
瓶だけではなく野菜も消毒(湯通し)をする。
野菜を湯通しすると、食感を損なわず臭いが弱まり、さらに長持ちします。
おすすめのピクルスづくりサイト
萩野菜ピクルス:おしゃれなピクルスが購入できます。レシピもあります。