「とれたばかりの甘い落花生を入手したい」
「いつぐらいに最高の落花生が出回るのか」
「新豆のさや付き落花生が食べた~い!」
生落花生は、旬だけの特別なもの。
ゆでるとホクホク、甘さが口の中にひろがり、一度食べたら忘れられません。
せっかくですから、旬まっさかりの新鮮で最高の落花生を味わいたいですよね。
ただし注意が。
落花生といってもこまかく品種があります。
何種類かにわかれていますので、それぞれ旬もちがいます。
品種ごとに旬を紹介していますので、ぜひごらんください。
落花生の旬の時期は? (千葉版)
落花生の旬は8月下旬~11月です。
品種によってちがいます。
収穫できる順番
ゆでて食べるタイプが先で、後で焙煎して食べるタイプが収穫できます。
※ゆで落花生
郷の香 (8月下旬~9月中旬)
おおまさり(9月初旬~10月末頃)
※焙煎落花生
中手豊(9~10月下旬頃)
Qなっつ(9~10月頃)
↓
千葉半立(10~11月)
以前は、焙煎落花生が主流で、 国産の旬は10月でした。
今は個人でゆでて食べれる用の品種が登場しています。
保存技術が進歩して、乾燥させなくても お客さんのもとまで届けることができるようになったからです。
近頃は日本で出回るほとんどの落花生は輸入です。
いつでも入手できるため、輸入も入れると、実質旬は年中ということになります。
品種の解説
千葉半立
(ちばはんだち)
国産最高級といえばこれ。
焙煎用。
旬は10~11月。
落花生生産日本一を誇る八街(やちまた)を中心に多く生産されます。
食べると香ばしさが強く残り、甘みもあって味は逸品です。
しかし栽培が難しい品種で、量がとれません。
さらに、見た目(小粒・殻に黒い点がつく)で損をしています。
希少のため価格が高いのも欠点です。
しかし元祖落花生といえば千葉半立です。
中手豊
(なかてゆたか)
お手頃価格!味・見た目、バランスのとれた定番品種
焙煎落花生。
旬は9~10月下旬頃。
千葉半立よりも都合よくできた品種。
千葉県産落花生として売られているのは、基本、中手豊です。
あっさりした味、白い殻。
多くの方が好む仕上がりとなっています。
育てるのが千葉半立と比べてカンタンなので、低価格です。
郷の香
(さとのか)
中手豊を品種改良してできた、ゆでるタイプの品種。
2000年に登場。
旬は8月下旬~9月中旬。
中手豊を改良しただけあって、 収穫量は多い・殻が白く見栄えがいいです。
ゆでて食べてもおいしいように、渋は弱めとなっています。
おおまさり
とにかくでかい!ゆでて食べるととってもおいしい
とても粒が大きいことが特長で、通常比2倍です。
ゆで落花生向け。
大きく勝る。
旬は9月初旬~10月末頃。
2009年に登場しました。
柔らかく、栗に近い甘みもあって人気の品種です。
Qなっつ
(きゅーなっつ)
2018年登場したばかりの新顔。売りは甘さ!
焙煎落花生向け。
旬は9~10月頃。
なぜQ?→Pの次はQだから。 これまでのPナッツを超えるとの意味です。
中でも一番甘いです。
中手豊と同じく、白い殻をしています。
収穫安定度も上がっています。
生落花生の入手方法とは?
旬の間だけ、産地近くのお店で売っています。
(長く保存できない理由で)
- 落花生販売店
- 八百屋
- スーパー
など
通販の方法
冷蔵(クール便)→本当の生落花生向け
レトルト→加工済み
※レトルトは開けなければ常温で数か月もちます。
現在、未加工の生落花生でしたら本当に期間限定ですが、
保存技術が進み、旬を過ぎても年中入手できます。
(茹でたものを保存したもの。在庫限り)
生落花生を食べるときの注意!
2~3日で食べること。
自分でゆでる必要あり。
ゆでなかった分や残った分は冷凍保存(パック)がおすすめです。
新豆の不安!
「中身が見えない!殻が立派でも開けたらカラッポなんてことには・・・?」
↓
だいじょうぶです。
きびしく選別しています(機械や目で)。
カラッポばかりの殻付きでは信用が落ちます。
要約
落花生の旬は秋(10月ごろ)です。
ところが、最近は8月下旬から食べることのできる ゆで落花生が登場しています。
品種
ゆでる | 焙煎 |
郷の香 | 千葉半立 |
おおまさり | 中手豊 |
– | Qなっつ |
落花生の産地千葉では、先にゆでるタイプが、後で焙煎タイプが店に並びます。
※ゆで落花生
郷の香 (8月下旬~9月中旬)
おおまさり(9月初旬~10月末頃)
※焙煎落花生
中手豊(9~10月下旬頃)
Qなっつ(9~10月頃)
↓
千葉半立(10~11月)
現在出回っている落花生はほぼ輸入です。
輸入をいれると、落花生自体は1年じゅう流通しています。
そんな中、国内落花生は希少となり、かえって価値が上がっています。
落花生の中でも、ゆでたものは、一度食べれば夢中になるくらいおいしいです。
旬を知って、限定の生落花生を入手しましょう。