「しまった!クッキー生地に牛乳を入れすぎた!」
うまく焼くことができるのか?
このままだと失敗する。どう復活させるか?
お菓子は分量を守らないと失敗するといわれますが、クッキーでしたらまだなんとかなります。
解決方法を大きく2つにわけると、
1 工夫してクッキーを焼くか。 2 別の料理にアレンジするかです。
「あなたと同じくクッキーづくりで生地に牛乳を入れすぎた」15人の方に、どうやっておいしく食べたかお聞きしました。
※方法別に分けたかったので、複数の方法を教えてくれた回答者さんの場合は、回答を方法ごとに分割しています。そのため回答数の合計が15よりも多いです。
クッキー生地に牛乳を入れすぎたら?
工夫してクッキーを焼く
一口大ずつスプーンですくってオーブンシートにならべる
クッキーの生地は硬めのものが良いのか、しっとりめのものが欲しいのかでバターと牛の分量が違います。バターをサラダオイルに変えるとさっくりした感になります。牛乳を多く入れてしまうとどうにも生地が丸くまとまらず、へらやボールにねっちねっちくっついたままの状態です。
ですがこのねっちりした生地でも型抜きをせずに一口大ずつスプーンですくってオーブンシートに均等に並べ焼き上げるとしっとりとしたまるでカントリーマァムの食感のクッキーに仕上がります。
冷蔵庫に入れる(15分ずつ様子見)
一度冷蔵庫に入れて、少しだけ固めると上手く型が取れるようになりました。その際、ボールや深いお皿などに入れるのではなく、パレットのような平たい器に入れた方が綺麗に固まります。あまり冷やしすぎてしまうと型抜きの際とても力が必要なので、15分ずつ様子を見ていくといいかもしません。
コーンフレーク、砕いたお麩やおからを足す
細かく砕いたコーンフレークを追加しました。コーンフレークが牛乳を吸収して柔らかくなった生地が丁度良い固さになりました。
その他には、砕いたお麩やおからを入れたこともあります。
どちらの食材も水分を吸い取り、生地が丁度良い固さになりました。型抜きも形成も完璧にできました。
1小麦粉や砂糖、2ココアを足す
レシピ通りに作っているつもりでも、温度や湿度でちょうどよい牛乳の量って微妙に違ってきますよね。牛乳を入れすぎてゆるゆるになってしまったときは、私はチャチャっと手を加えてアレンジしてしまいます。
よくやるのは小麦粉を足して全体の量を増やす方法。この場合、甘さを足したければ砂糖も少し加えます。
もう1つの方法はココアを入れること。味は変わってしまいますがいつもと違った出来上がりを楽しめます。
スプーンですくって天板に並べた、上からナッツを置いた
かなり生地が柔らかくなり、まとめにくいので、スプーンですくって天板に落とすように並べました。その上からナッツ類を置き、焼き加減を見ながら加熱。形はあまり良くはないですが、味は問題なくサクサク感もありました。
小麦粉を足した
クッキーの生地用ミックス粉の説明文に書かれている通りの量の牛乳を加えたら、水分が足りなかった。そこで更に牛乳を足したところ、生地がゆるくなり過ぎたため、家にあった小麦粉を足してちょうどよい固さに調整することができた。
冷蔵庫で生地を寝かして強力小麦粉を足した
最初に生地をこねながら丸めて、冷蔵庫に入れて1時間冷やします。その後、強力小麦粉を生地にまぶして、よく伸ばします。そして、冷蔵庫に入れて30分ほど冷やします。そうすると生地の状態が良くなり、更に味が美味しくなりました。
小麦粉と砂糖を少しと、アーモンドプードルを足した
クッキーはケーキなどと違って少しくらい粉を増やしても失敗はしないので、小麦粉と砂糖を少し足して、サクサクさせるために家にあったアーモンドプードルを加えました。アーモンドプードルの風味もあっていつもよりおいしくなりましたよ。
アーモンドプードル:アーモンドの粉。
1小麦粉とオートミールを足した、2バナナを足した
オートミールクッキーを作っていた時の話です。べちょべちょになってしまったので、小麦粉とオートミールを足して固形になるくらいになってから焼いたら、なんとか形になり、おいしく食べられました!
あと、レシピ通りなのに水分が多くなってしまったときはバナナを足したらバナナクッキーにもなりました!
無糖のココア粉か、きな粉やおから粉を足す
牛乳を入れすぎて生地が緩くなってしまったとき、粉ものを足す事です。無糖のココア粉をさっくり混ぜて生地を冷やし固めてから焼きます。(混ぜすぎると焼いた後クッキーが固くなるので、混ぜる回数はできるだけ少なく)、
またはきな粉やおから粉を入れて緩くなった生地の水分を吸わせます。
例を3つ挙げましたが、おから粉が一番吸水力があります。
小麦粉と砂糖を少しずつ足す
クッキーを作って美味しく頂きたいのであれば、小麦粉と砂糖を少しずつ足して硬さの調節をするのがいいです。
小麦粉を足す、まとまりが悪い場合は卵を
とにかくクッキーにこだわりたいなら、生地を分けます。お好みの固さになるまで小麦粉を足します。生地がぼそぼそしてまとまりが悪い場合は卵を投入します。卵はつなぎとして重要です。
ホットケーキミックスを追加
ホットケーキミックスを追加しました。それなりに美味しいクッキーとして焼き上がったので、そのまま食べました。
中途半端に緩いままでは焼いたことがありません。
子供の頃、ホットケーキの生地レベルまで緩くしてしまったことがありましたが、それはそのままフライパンで焼いて食べました。
別の料理にアレンジする
キッシュにした
冷蔵庫に余っていたほうれん草やにんじんなどの野菜を入れて、晩御飯に合うように、更にコンソメやハーブを少し追加して、パウンドケーキ型で焼いてキッシュにしました。クッキーよりも何故か家族からは好評でした。
ラングドシャにする
クッキーではなく、ラングドシャにしてしまう事。緩い生地のまま、絞り袋に入れてヘラのような形に絞り出し、焼き上げます。
牛乳をさらに足してクレープにする
クッキー以外の食べ物になってもいいなら、牛乳をさらに足してクレープ生地にしても美味しいです。果物やチョコ、ホイップクリームで簡単クレープに。生クリームを挟んで重ねてミルクレープにしても◎
焦げ気味に焼いてアイスクリームを乗せて食べた
出来上がりの生地がぺしゃんこになってしまっていて、クッキーとは呼べないので更にオーブントースターでカリッと焦げ気味に焼いてアイスクリームを乗せて食べました。残りはアイスクリームをサンドイッチにしてラップで包んで冷凍して食べました。
プリンかキッシュに変える
もしも小麦粉を足していない段階での牛乳の入れすぎなら、プリンにアレンジできます。
砂糖を少量もしくは加えていない状態なら、卵液、少量の小麦粉、ジャガイモやベーコンを入れればフライパンで作れるキッシュになります。
スキムミルクを足し、チーズケーキの底に敷くビスケット生地として再利用。(粉になるまで潰してバターを混ぜた)
水分の入れすぎで生地がゆるくなり、ベチョベチョしたクッキーが出来てしまった時、過去に実践した方法です。
緩くなった生地にスキムミルクを耳たぶくらいの固さになるまで入れました。しかしあまり美味しくはなかったです。
そこでチーズケーキの底に敷くビスケット生地として再利用しました。粉になるまで潰してバターを混ぜたら、あまり気になりませんでした。
まとめると?
クッキーの生地づくり中、牛乳を入れすぎたときは、 1 工夫してクッキーを焼く。 2 別の料理にアレンジする。この2つが解決方法となります。
工夫とは?→他のものを足すことです。
例
- ホットケーキミックス
- コーンフレーク
- 砕いたお麩
- きな粉
- おから粉
- ココア
- アーモンドプードル(アーモンドの粉)
- オートミール
- バナナ
- 砂糖
- 小麦粉
- 強力小麦粉
※まとまりが悪い場合は卵
焼く時にクッキーの上にナッツを置く方法もあります。
焼く時、いつもとは違ったやり方にする
一口大ずつスプーンですくって天板へ乗せる。
冷蔵庫に入れる(15分ずつ様子見。パレットのような平たい器に入れると綺麗に固まる)
別の料理にアレンジする
例
- キッシュ(砂糖を少しだけか、まったく入れていないとき)
- ラングドシャ
- クレープ
- プリン(小麦粉を足していないとき)
- スキムミルクを足し、チーズケーキの底に敷くビスケット生地として再利用。(粉になるまで潰してバターを混ぜる)
食べ方を工夫
焦げ気味に焼いてアイスクリームを乗せて食べる
クッキーは、牛乳を入れすぎても復活できる方法がいろいろあります。
クッキーの生地をつくっていて、牛乳を入れすぎたら、「他のものを足す・スプーンですくって天板へ乗せる・冷蔵庫で冷やすなどしてクッキーを焼く」か、「別の料理にアレンジする」ことで対処することをおすすめします。