沈黙のWebライティングで叩き込め!基礎と本質!

「きれいな心でネット文章を書きたい人に。」

ちょっと小難しいことはわからない、さくさく理解したい人に特におすすめです。

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何が載ってる書籍?

ネットから見た時に、読みやすい・わかりやすい文章を作るにはどうすればいいか?

具体的にわかります。

ぶっちゃけ答えは、本書にすべて書いてあります。ここさえ押さえておけば、確実にサイト運用はうまくいくんじゃないかと思います。

主に初心者さんがうっかりやってしまいかねないことが分かりますし、経験者さんでも忘れてしまいがちな初々しい心構えを思い出すことができます。

私も、この書籍を参考にして、いくつか採り入れた手法があります。

中身はなんとなく絵柄がアメリカンコミックス味(み)。あとどこかで見かけたような主人公。こちらの方が惹きつけられる要素ですね。

主人公の繰り出す技がことごとく「ねーよΣ(゚Д゚;)」です。

数々の専門用語の登場で、頭が痛くなりそうなところを漫画のストーリーでやわらかくして楽しめるように工夫されています。

漫画を前面に出す手法も、読みやすさ・分かりやすさにつながって参考になります。

まじめな解説自体は、章と章との間に挟まっています。実はこれだけで完結できてしまい、解説だけですと数ページで終わってしまいます。しかし、本書のメイン構成は漫画です。おかげで、より分かりやすくなっています。

他に書いてあることは、差別化の方法です。

よく差別化・差別化と聞きますが、わかるようでわからないですよね。訪問者さんが食いつくうえ、他の人が絶対に真似できない自分ならではの売りの見つけ方が分かります。

さらにインタビューで構成する記事を作るときの注意点もありますね。ここは今のところ、私には必要ないかなと思いました。でも心構えは参考になります。

ファスト&スローは本書で初めて知りました。人の脳みその構造がくわしく分かる書籍です。訪問者さんは思わず何に反応するのか?なぜ反応するのか?の把握も、大事だと気づけました。

マインドマップも紹介されていまして、付録扱いになっています。入手先はネットで、ダウンロードできます。

※ちなみに、本書は元からサイトに載っていたものを書籍にして再編成したものです。

「じゃあネットで見ればタダじゃん!?」

その通りです。確認しましたところ、2019年3月14日時点でもまだ読めます。

(だけど書籍は書籍でまたいいところが・・・。主に目がチカチカしない点。とはいえサイト版でもネイビー背景にグレー文字だから配慮されていますよ)。

Webライティングの本質とは?

モラルだいじに。

「はあ???そんなことより今すぐ効果の出るテクニックだろー?」

たしかに、ライティングテクニックももちろん大事です。しかし、もっと重視すべきはモラルです!

カンタンにいいますと、自分本位じゃ非常にまずい。

ネットだからって適当にやってはいけないんです。なぜかネットになると意識が低くなるというか、いい加減になってしまいませんか?例の巨大掲示板やらの影響かと私は推測しています。

お客さんのうちはいいですが、いざ自分が提供する側になると通用しないです。

すべてじゃないですが一部の企業でもモラルに難があるところは実際にあります。しかも「何がいけないのか?」と素で考えていそうなのが恐い。

企業メディアがやってるんだから、うち(個人)もやっていいんだよね?は間違い!モラルの質まで真似る必要はないのです。

今一度まともな気持ちを思い出しましょう。まともでなければ長生きは難しいです(私にブーメランが返って来そうな言葉)。

期せずして私も一度モラルを見直す機会があったんです。

以前、ツイッターで口コミを貼りつけたページを作成していました。反省して今はしていません。

作成後、「使って良いですか?」とリプライ機能を使って許可をもらっていました。その方がフォロワーも増えていいと人に教わったからです。

ところが、ある人に「事後承諾ですか?」みたいなことを返されまして。結局許可はいただけたのですが、それを機に、私は考え直しました。

そういえば、ネットだからって態度までドライとかインスタントにしていい理由はないな・・・と思い返し。一般常識をネットでも使えばいいのに、省いてしまった。

あれからちゃんと、自分で調べて作るように変えました。要はラクせずにやろうと。

ラクして目的を達成したい!という考えがモラル欠如を引き起こす魂胆ですからね・・・。

ネットとはいえ結局は人と人とのつながり。ネットを間に挟んでいるだけです。生身の人が存在することを忘れてしまうと、つまり礼儀をおろそかにすると誰も見向きしません。

礼儀とは、Webライティングでいえば「読める・わかる文章を作る」です。

恐ろしいことに気遣いができているかどうかは文章で丸分かりです。例えば改行が一切ない文章です。読むのがすごく疲れます。自分しか意識していないのがバレバレです。

特にネットの文章は、ちょっとでもイヤだなと思われるとすぐに出て行かれます。他にサイトはいっぱいあるわけですし、別にがんばって読む理由も義理もないからです。

また、訪問者さんが知りたいことを用意しておくことも大切です。ズレのないように会話が成立している必要があります。


「これはりんごですか?」質問
「はい、りんごです」答え

×
「これはりんごですか?」質問
「今日はオレンジの話をします」相手を無視して自分がしたい話を始める

ところがネットですから、すなわち訪問者さんは目の前におらず、直接聞いての確認はできません。ですので、別のいろいろな方法で、訪問者さんが何を知りたいか推測する必要があります。

ひとつの方法に、セルフ会話(マサル会議・禅問答・全部俺)があります。自分の中に役割を決めて自由におしゃべりをしてもらいます。流れがそのまま訪問者さんと書き手との会話を成立させます。


私A「おすすめのランチを教えてください」
私B「今あなたのいる場所ならココがおすすめですよ」
私A「どうしておすすめなんですか?」
私B「人気ですし価格もワンコインで安いからです」

私は趣味で会話一人遊びをしてきましたが、どうやらWebライティングの役に立っているようです。

役目を考えてみますと、
A知らない人
B知ってる人

で、構成されていることが多いですね。

もっというと、
Aまだ何も分かってない過去の私
B多少分かるようになった現在の私
です。

同じ私でも、成長したら前の自分を別人として扱えます。知らない頃に浮かんでいた疑問、分かった後に見えてくる認識。これらを会話にすると立派なページとなります。

私に響いた一番重要な考え方

!!!論理的思考をせよ!!!

人気の出るサイトを作るには論理的思考が必要。

あなたの知ってる、あんな漫画もこんなゲームもそんな音楽も。適当に書いてるっぽいけど実は明確なねらいがある。

売れている商品すべての共通点として、計算をしている。すべて冷静な計算で成立していると知りました。

私たちも論理を土台として文章を練る必要があるわけです。逆にいえば、それができれば、ねらって人気を出すこともできます。

また、Webライティングを越えてすべての商売は、お客さんが求めているものは?に関心をもつことが、大前提だよなーと気づかされました。

自分がやりたいことよりもまず人に関心を!

つい、「せっかく私ががんばって作ったんだから黙って受け取りなさいよ!(`ヘ´)」な殿様商売になりがち。

訪問者さんからしたら「知らんがな( ˉ ˡˍˉ )」ですよね。

それから、論理だけではつまらないので、理性が納得できる部分を基礎とし、うえに感情に働きかける部分を乗せて楽しませる姿勢も求められます。

感情に関しては隙を見せておく、と表現した方がより伝わるでしょうか。終始キリッとしただけの文章よりも、多少くだけて訪問者さんに「親しみやすい」と思ってもらうと関係を築くのが早くなると思います。

(フランク過ぎてなれなれしくなるのも問題です。その辺りの力加減が難しい・・・。)

そういえば、できる人って自分の身の守り方もうまい気がします。反感を買うような態度でも、見越して先に対処している。

これって自分をいかに客観視できているかにかかってますよね。論理で考えられるのも、先に身を守っておけるのも、すべて他人事のごとく自分を見ていられるからこそできます。

私の意見は無条件で受け入れてもらえる!って思っているのは主観が強いです。なのでネットでも違う価値観の人達と衝突する恐れがあります。

客観視するのって私は長らくどうしたらいいか分かりませんでした。失敗しないとできないかもしれませんね。できれば取り返しのつく失敗で。

冷静になれるのは、成功していた自分とやらかした自分が二つに分かれたときなんじゃないかって思います。

自分を他人のように見るには、自分の中に亀裂が生じて疑う余地ができたときだというのが私なりの考えです。

要約

すらすら読める、Webライティングの決定版!

本書は、有効なテクニックや正しい考え方がもりだくさんです。これだけでもう他のノウハウ本は買わなくていいくらいです。ボロボロになるまで何百回、何千回読むべきです!!!

漫画みたいにキャラにセリフをしゃべらせる構成ですので、ただ文章がずらずら並ぶよりも断然読める!と自信を持っておすすめします!!

Webライティングで成功するには、モラル(まともな思考)を備えるのが前提です。

人の気持ちをないがしろにしてはいけません!
きれいな気持ちで!

たとえテクニックを使い倒しても、肝心のモラルがなければ見透かされ、うまくいきません。

モラルなしでも成功する人は、よくない意味でかなり賢いです。

頭が並未満の私は、逆にきれいな心で取り組んだ方が、現状うまくいっています。

結局人との関わり合いが成否を決めますから、原則きれいな心で携わった方が長い目でみて正解なのです。

ー余談ー
もう一つのWebマーケティングも持っていますが、実は間違って買っちゃいました。スマホで見ててワンクリック決済してしまい・・・。正直しぶしぶ読みました。

でも!読んで役立つ部分がありました。主に、正しいサイトの見た目やツイッターの運用方法だとかですね。

難があるとすれば、ちょっと取り扱ってる題材が古いか!?っていうのが一部あった点です。2015年刊行ですがネットの世界は早く、どんどん更新されていきますので。しかしまだまだ通用する考え方も載っていましたよ。

気づいたんですけどだいたいムキムキの男が大勢出てくるシーンが共通してる・・・。