車のエンジン音うるさい!異常?正常?

●今回の記事が役立つ人(○こんな人におすすめ○)

・車のエンジン音がうるさいのは正常か異常か知りたい人。
・車のエンジン音がうるさい原因を知りたい人。
・車のエンジン音がうるさい問題を解決したい人。


「最近、車のエンジン音が急にうるさくなった」
「でも、まだいけるよね?」

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冷房・暖房をつけている→正常

夏や冬に、車のエンジン音がうるさいとき。

冷房・暖房を動かしているのは、エンジンです。

車のエンジン音がうるさい時

・アイドリング中。
・信号待ち。
・駐停車する。

車が停止した状態では、
エンジン回転が落ちます。
このままだとエンジンが
止まる恐れがあるので、
自動で回転数が上がります。

自動で回転数が上がった時が、
車のエンジン音がうるさいと感じる時です。

一定速度(50~70km/h)で走行している時は、
車のエンジン音が静かになるのでしたら、
正常です。

走行中も、なんだかパワーが出ない
と感じる時でも、まず正常です。
坂道をのぼっている最中、
冬場の寒い時期など、
いつもよりもエネルギーを必要とする場面では
エンジン回転数が上がりますから
うるさい音を立てますが
おかしなことではありません。

ただし、走行中エンジンが止まるといった
あきらかな異常が出ている場合は
修理をおすすめします。

アイドリング時にエンジン音がうるさい

アイドリング時に限って、
車のエンジン音がうるさい場合、
オイルが機能していない
(エンジンの中が汚れて摩耗している)
恐れがひとつの原因として考えられます。

特に、エンジンのうるさい音が、
タペット音だった場合です。
(カラカラ・カチカチ・カタカタ・カリカリなど)。

解決方法→内部の洗浄(フラッシング)。とはいえ、エンジンオイル交換で解決することもよくあります。

エンジンオイル交換は、本来であれば
うるさい音が鳴る前に行うべき予防策です。
音が生じている時点で焼きつきが始まっており、
ひどければ、オイル交換だけでは間に合いません。

これまでオイル交換時期を守っていたなら、
十年単位で走らせた車でも
エンジンの中が綺麗なままです。

メンテナンスを怠っていた場合、
すなわちオイル交換をせずに
ずっと走らせていた場合は、
オイルは劣化しています。
劣化がひどいと機能しなくなり、
エンジンが汚れてうるさい音を立てる
原因となる可能性があります。

普段めったに車を走らせない場合でも
自然とオイルは劣化します。
使用頻度が少ない車でも危ないです。

また、どんなに良いエンジンオイルを
使っていても、交換しないでいれば、
ずっと使い続けていくうちに、
古くなっていき、エンジンの中は汚れます。

正常ですとピカピカですが、汚れると真っ黒です。

エンジンオイルは交換時期が決まっています。
(交換時期はメーカーにより多少違います)。
時期が来ても無視して同じエンジンオイルを
使い続けることで、
エンジンの中が汚れていく危険度は高まります。

基本は、エンジンオイル交換だけで
うるさい音が大人しくなる場合が
よくありますが、

もしも

  • 30万キロ走った
  • オイル交換をせずに使い続けていた

としたら、
内部を洗う工程(フラッシング)を行う方法もあります。

フラッシングは、新車のうちには行わない方がいい作業です。
エンジンにこびりついた汚れを取れるぐらいに
強力な洗浄剤を入れるわけですから、
エンジン本体まで損傷しかねないです。

また、フラッシングで使った洗浄剤は
100%完全に出し切れません。
一部は中に残ってしまうリスクが
あるのもデメリットです。
技術力も必要で、無い人に任せると、
よけいにエンジン状態が悪化します。

フラッシングは、カー用品店かディーラーで行えます。

料金のだいたいの相場

簡単な方法→1,000円台~5,000円ぐらい
本格的に洗浄→6,000円~数万円以上

※汚れの状態でも値段は変わります。

※また、オイル代とフィルター交換代を
別にとられます。

フラッシングにはおおきくわけて3つの方法があります。

お手軽なものと本格的なものです。

1お手軽タイプ

専用のエンジンオイル添加剤を入れる。

しばらくエンジンをかけて循環。洗浄(汚れ排出)。

エンジンオイル交換

2ちょっと手間をかけた方法

現在のエンジンオイルを抜く

専用のフラッシングオイルを満タンまで入れる

しばらくエンジンをかけて、オイルを流す(汚れ排出)。

フラッシングオイルを抜く。

新しいエンジンオイルと交換する。

3本格的なやりかた

専用のフラッシングマシンを使用します。
人の手ではなく、マシンを使って
エンジン内を綺麗にします。
強力な効果が期待できます。

ただし、度を超して汚れがひどい場合は
フラッシングはやってもほぼほぼ無意味です。
分解して直接洗う必要が生じます。

アイドリングはエンジンに負担をかけ、損傷させる原因のひとつです。

  • よくアイドリングをする。
  • 街中で走行することが多い(信号待ちをよくする)。
  • 長い距離を行き来する。
  • 短い距離しか走らない。
  • アイドリングストップ車に乗っている。

アイドリングだけではなく、
信号待ちでも実質アイドリングのようなものですし、
車の使用頻度が多かったり、
逆に少なすぎたりしても
エンジンに大きな負荷がかかります。
すなわち、エンジンオイルの消費、劣化が早いです。

アイドリングストップ車でも
しくみは、
エンジンの停止・始動を強制で繰り返す
ため、良くありません。

まだ綺麗でも2~3か月ごとに、
エンジンオイルの交換をおすすめします。

車がまともに進まない→即修理!

「アクセルをおもいきり踏んでも、時速五キロしか出ない、その間、車のエンジン音がすごくうるさい」

アクセル調節かギアが壊れている可能性があります。

深刻な状態ですので、そのまま無理に車を走らせようとしても、いつかは必ず止まってしまいます。

即修理です。

途中で止まってしまう事態のことを考えて、
レッカー(任意保険かJAFの)で運んでもらいます。
ディーラーか修理工場に持って行くことをおすすめします。

修理はどこに持って行けばいい?

購入した店(ディーラーなど)、整備工場をおすすめします。

ガソリンスタンド・オートバックス・イエローハットに持って行くと、あなたが望まないサービスをされるおそれがあります。

本当に必要かすら分からないものを売りつけられるかもしれません。
(それらが儲けの多くを占めるからです)。

そもそも、オートバックス、イエローハットは修理専門店というよりも、カー用品の販売店です。

ガソリンスタンドも、給油や洗車、オイル交換といった、大がかりな修理をする必要がない車でしたら得意です。

メンテナンスやカスタマイズに向いています。

店員さんの知識・技術も、ディーラーや整備工場に比べますと、傾向として高いとはいいがたいです。(店員さんの技量にムラがあります)。

ただ。ディーラーも、修理は整備工場に任せて、紹介料を上乗せしてあなたに請求します。
(施設規模の大きいディーラーでしたら、修理も請け負います)。

安く修理してほしい場合は、自分で整備工場に持ちこむのが良いことになります。
信頼できる整備工場であることが条件です。

信頼できる整備工場を特に知らない場合は、
やはりディーラーに持って行く方をおすすめします。

あなたをひいきしてくれるのはどちらか?

考えますと

自社の車を買ってくれた人(ディーラー)
見ず知らずの車を持ちこんできた人(その他)

ですと、どちらかといえば
ディーラーではないでしょうか。

ディーラーがおすすめな理由は他にも。

ディーラーでしたら下請け整備工場と複数契約しています。

もし最初に頼んだところが、きちんと修理してくれなかった場合は、別のところでお願いもできます。

クレームも、間にディーラーを通して行う形となりますので、直接いいづらくて泣き寝入りする恐れも減ります。

すべてではありませんが、ディーラーからきた仕事だけをやる下請けの整備工場もあります。

ディーラーもディーラーで新品の純正品を扱いますから、修理代は高くはなります。
(例外で、新品同様につくりなおした中古:リビルトも扱う場合があります)。

ただ、将来車を売りに出すご予定があるのでしたら、よほどカスタマイズ好きの方でない限りは
純正品で交換する方をおすすめします。

修理代は、エンジンやその他の部品状態によりけりですので、お店で直接確認が一番です。

参考としてエンジン交換することになった場合

10万円~20万円(工賃代金)

プラス

エンジン本体の価格相場
5万円~100万円

何が差となっているか?

エンジンの性能(排気量)


軽自動車→10万円ほど
スポーツカー→90万円

排気量が増えるほど性能が上がり、
修理代は多くなっていく傾向です。

ただ、新品よりもリビルト品で
交換するのが一般的となっていますから、
実際は、もう少し修理代を節約できます。

要約

車のエンジン音がうるさい原因。

ひとつには、
冷房・暖房によりエンジン回転が上がっている
ことが挙げられます。
これは正常な反応ですので大丈夫です。

カラカラ・カチカチ・カタカタ・カリカリなどの音がしていたら。

エンジンオイルが古くなって機能していない。

オイル交換でたいていは解決します。

ただし、走行距離がかなり長い、
オイル交換時期を無視して使い続けていた場合は
内部の洗浄(フラッシング)をおすすめします。

アクセルをおもいきり踏んでも、
全然スピードが出ない場合は
危険ですので即修理行です。

無理をして走らせると最悪エンジンが止まります。


修理に持って行く場合も、注意が必要です。

安いだろうと思って、
ガソリンスタンド・オートバックス・イエローハットに修理に持って行ったら、
間に色々とられたり、
いらないサービスまでされて
ディーラーよりかえって高くつくうえに、
きちんと修理されていない
結果が待つかもしれません。

ディーラーか整備工場へみてもらうことをおすすめします。

(とはいえ結局は、ディーラーであれ、カー用品店であれ、そのお店にいる人間の姿勢次第ではあります。あなたの車のことを何も知らないカー用品店よりは、確率としてディーラーのほうが信頼できます)。

エンジンを守るためには、オイル交換をまめにすることがポイントです。

エンジンを負荷から守るには、
オイルです。

アイドリングや信号待ちなど、
エンジンを負荷にさらす環境は
たくさんあります。

エンジンに負荷がかかっていると、
オイルがどんどん減って質も落ちます。

ですから、オイル交換をまめにすることがポイントです。

焼き切れて故障寸前になるまで
エンジンを放置すれば、
修理代がかさむどころか、
車買い替えまで行き着きます。

メンテナンスをまめに行うことで
車を長く使うことができ、
急な出費もおさえることができます。