「ディズニーのゲストアシスタントカードを悪用する人がいるんだって?」
「悪用されたことで変わった新ルールを正しく理解したい」
本当です。
悪用する人の存在が原因で、本当に 使っていい人が堂々と使えない状況ができています。
どのような悪用をされたのか、 悪用されたことを受けて、ディズニーの取り組みにどんな変化があったか。
話していきます。
正しい理解をするために、ゲストアシスタントカードの基礎も、改めて触れていきます。
【追記です】
2019年7月 、ゲストアシスタントカードはなくなりました。「ディスアビリティアクセスサービス」(DAS:ダス)と「合流利用サービス」に名称が変更しています。
「ディスアビリティアクセスサービス」 は、 登録時に本人確認用の写真を撮影するなど、さらに厳しくなっています。 ただし一度登録すれば 付き添いの方も 列を離れていっしょに待つことができますので、 本当に受けるべき人が利用できるように 改善されています。
ただ、気になるのが「ご本人が長時間列に並ぶことが困難な場合、」とくぎってあることです。 並ぶことができると判断されると利用できないともとれます。
<② 対象施設で利用時間の設定>
【公式】【ディスアビリティアクセスサービス】どうしたら利用できま…|アトラクション|よくあるご質問|東京ディズニーリゾート
対象施設のキャストに、登録に使用したパークチケットを提示してください。
ご本人が長時間列に並ぶことが困難な場合、グループの方全員が待ち時間を列以外の場所で待機することができます。
「合流利用サービス」 はまだ改善の余地ありです。
ゲストアシスタントカードの悪用って?
具体的には過去にゲストアシスタントカードがネットオークションで出回ったこともありました。
↓
今は販売禁止になっています。
最近目立っていた悪用は、車椅子を使って、 日常生活を自力で送れない人間と キャストさんに嘘をついてサービスを受ける手法です。
車椅子は傍目から見てもなんらかの制約を受けている人 とわかりますし、優遇されやすいです。
車椅子席の良い位置でパレードを満喫する例もあり、 悪用の中でも車椅子を使う手口は特に問題です。
他には、待ち時間の自由行動を使って、他のアトラクションで遊ぶといった、禁止行為をする例もあります。
自己申告制だったからです。
他の人と同じように、列に並ぶのが難しい状態であることを 自称すれば、誰でもゲストアシスタントカードが入手できるシステムでした。
これを使えば列に並ばないでいい!と 悪用する人が出ました。
楽をしてサービスだけ受け取る行為、 対象外の人がいい思いをする、
まじめに長時間がんばって並ぶ人が怒る
という不平等な状況のできあがりです。
ゲストアシスタントカードのサービスといえば、 待ち時間なしでアトラクションに乗れるんでしょ?! ずるい!と受け取る人がいらっしゃいます。
しかし誤解です。
待ち時間は平等です。
例えば、120分の待ち時間だった場合、 キャストさんにゲストアシスタントカードを渡すと、 今から120分後の時間をカードに書き込まれます。
10時に渡すとしたら12時です。
12時になるまでは自由行動で、別の場所で休んだり食事したり、買い物やトイレができます。
(さすがに他のアトラクションで遊ぶのは禁止です)。
時間が来たら、ゲストアシスタントカードを渡したアトラクションへ行けば、すぐに入れます。
これを知らない人が、 急に現れた人が優先的に自分より先に入れる姿を見て 「待ち時間なしでずるい!」と勘違いする場合もあるかもしれません。
しかし、時間通りにきちんと待っています。
列に並ばない姿が、待ち時間なしに見えてしまうのでしょう。
真夏の炎天下ですと特に気が荒くなるのも無理はありません。
とはいえ、本来は、列に何時間も並ぶと体調を崩す恐れのある人、生まれつきガマンしてじっとできないお子さんにも 楽しめるよう 配慮したサービスであるゲストアシスタントカードが、健康な人に悪用される事例が多い現実があります。
悪用問題に対して、ディズニー側も対策を立て続けてきました。
しかし、対策は現時点も、まだ完璧とはいえず、 むしろ前より肝心の対象者に不親切になってしまった面が残ります。
●ゲストアシスタントカードの新ルールが厳しい
- 2000年初登場
待ち時間なし
- 悪用者多発・苦情
裏技と称してネットオークションでカードが販売される問題も。
- 2002年待ち時間なし撤廃。別の場所で待機に変更。
自己申告すればだれでもOK!
- 悪用者多発・苦情
- 2019年1月障害者手帳提示・新ルール
- 2019年7月
以降ゲストアシスタントカード撤廃。←いまここ新サービス「ディスアビリティアクセスサービス」と「合流利用サービス」 が登場しました。
※ファストパスは廃止されました。
※代わりに「プライオリティパス」が導入されました。2023年7月26日から期間限定。終了日未定。
2019年1月7日に変更されました。自己申告制は撤廃です。
ディスアビリティアクセスサービスを受けるには、証拠に障害者手帳を見せることが基本になりました。
ルールが細かくなりました。
いろいろとごちゃごちゃしていますので、
簡単にいいますと「対象者は、本当に列に並ぶのが困難な人だけに限定しました」。すなわち、障害者手帳がちゃんとあって、ディスアビリティアクセスサービスの対象者でも、列に並べる人だとキャストさんに判断されれば、これまでと同じサービスを受けることができない場合が生じます。他の人と同じように、待ち時間ずっと並ぶことをお願いされる可能性が、以前と比べて高くなりました。
妊婦さんも、前よりも恩恵が受けられなくなりました。
以前でしたら、家族も待ち時間に並ばないでよかったのですが、今回の新ルールで、妊婦さんだけならOKになりました。
家族のうち、合流利用サービスを受けることができるのは、基本妊婦さんだけです。
つまり、家族は待つ間、離ればなれになるということです。
家族→並んで待つ。
妊婦さん→自由時間の間、どこかで休んで時間がくるまでゆっくり待つ。
妊婦さんは、障害者手帳を持たない人に当てはまります。ただ妊婦さんなら必ず合流利用サービスを受けられるわけではありません。
大丈夫と判断されたら入手できない場合があります。
※母子手帳は、妊婦さんの証明書類としては無効となりました。
(以前は、母子手帳も対象でした)。
キャストさんに相談しか、今のところ方法はありません。
サービス対象者ではないからといって、 対応されない心配はないです。
ただ、似たような状況なのに、 対応したキャストさんによって対応差が出る問題は残ります。
今回の新ルールで、完全に本来の対象者が損をした形になっています。
悪用する人達の招いた結果です。
ディスアビリティアクセスサービスとは?
ゲストアシスタントカードがなくなった代わりに登場したサービスです。
まずパークチケットへの登録作業(写真撮影あり)が必要になります。
対象者
●障害者手帳などを所持した方。
※年間パスポートを所持した方も、登録できます。
(利用方法)
1・登録できる場所に控えるキャストさんに、申し出て登録します。
【注意】※本人確認用の写真を撮影します。本人は必ず来てください。
(登録できる場所)
・対象施設
(見せるもの)※1と2両方必要です。
1 障害者手帳など
2 利用者全員のパークチケット(本人含めて)
付き添いが必要な場合は、対象者だけでなく、付き添いの方も必要です。付き添いが必要な方は最低一人(計2人)でパークチケットを見せてください。
付き添いがいらない方の場合、他の利用者のパークチケットがなくても大丈夫です。待ち時間を決めるときは必要です。
2・利用時間の設定を行います。
(時間の設定方法)
遊びたいアトラクションやグリーティングのキャストさんに、登録したパークチケットを見せます。
全員のパークチケットに施設の利用時間を設定します。
※【注意】必ず全員に設定してください。利用時間の設定がない方は、 アトラクションで遊ぶことができません。また、本人は必ず来てください。いない場合は受付できません。
長時間列に並ぶことが難しいと判断されますと、待ち時間が過ぎるまで、 ご本人だけでなく、付き添いの方もいっしょに列を離れて待つことができます。
【注意】
・待つ間にほかのアトラクションで遊ぶことは禁止です。
・ 列の途中にあるショーや演出は見ることができない場合があります。
・ 登録されたからといって、必ず利用できるわけではないです。 アトラクションを利用するのは危険など判断された場合は、お断りする場合もあります。
はい。必要です。
新たに入った人の利用時間を設定しますので、 再び全員のパークチケットを見せにきてください。 合計人数は同じでも、違う人に替わった場合は、やはり手続きが必要です。
対象施設
東京ディズニーランド |
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アトラクション(すべて) |
ウッドチャック・グリーティングトレイル |
ミッキーの家とミート・ミッキー |
ミニーのスタイルスタジオ |
東京ディズニーシー |
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アトラクション(すべて) |
ヴィレッジ・グリーティングプレイス |
“サルードス・アミーゴス !” グリーティングドック |
ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル |
対象の手帳
※ 対象外 →母子手帳
・身体障害者手帳 |
・精神障害者保健福祉手帳 |
・療育手帳(愛の手帳、緑の手帳) |
・被爆者手帳 |
・戦傷病者手帳 |
・障害福祉サービス利用のための各種受給者証 |
※厚生労働省および地方自治体が発行しているもの |
合流利用サービスとは?
対象者
●列に並んで待つことがむずかしい方。
↓
・車イスを使用する方
・高齢の方
・妊娠している方
・病気・ケガなどで体の調子がよくない方
(利用方法)
対象の施設にいるキャストさんに申し出て、「本人のパークチケット」を見せてください。
合流利用サービスの登録をします。
長時間列に並ぶことが難しいと判断された場合、列を離れて待つことができます。
時間がきて施設に戻ってきましたらキャストさんに申し出てください。
【注意】
必ず、本人が来てください。本人がいない場合は登録できません。
登録できたとしても、他の施設で遊ぶ場合、そのつど登録が必要です。 パークをまたぐ場合も施設単位でつど登録です。 他の施設を使うたびに、「本人のパークチケット」を見せてください。
事前にまとめて登録する(2日分登録する)ことはできません。予約もできません。
待ち時間の短縮はできません。
アトラクションを利用するのは危険など判断された場合は遊ぶことができません。
列の途中にあるショーや演出は見ることができない場合があります。
家族や付き添いの方は列を抜けることはできません。
ただし、本人だけで待つことが難しい、付き添いの方が必要な場合は、 付き添いの方もいっしょに列を抜けることができます。 付き添いが必要な旨を申し出てください。 ※付き添いの方で列を抜けることができるのは1人までです。
待つ間、ほかのアトラクションやグリーティングで遊ぶことはできません。
・東京ディズニーリゾート・アプリ→「プラン」
・「ゲストサービスリマインダー」(希望すると入手できます)
キャストさんと相談する形となります。
できません。
割り込み(悪用)になってしまいますので、全員がいる状態で申し出てください。
キャストさんと相談の形となります。
対象施設
東京ディズニーランド |
---|
アトラクション(すべて) |
ウッドチャック・グリーティングトレイル |
ミッキーの家とミート・ミッキー |
ミニーのスタイルスタジオ |
東京ディズニーシー |
---|
アトラクション(すべて) |
ヴィレッジ・グリーティングプレイス |
“サルードス・アミーゴス !” グリーティングドック |
ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル |
ゲストアシスタントカードとは?
ゲストアシスタントカードのルール一覧
知りたい所を押してください。
●概要
●対象者
●特典
●流れ
概要
ゲストアシスタントカードは間違いで、 正しくはゲスト・アシスタンス・カードです。
(略はGAC)。
assistanceとは「助ける、援助する」の意味です。
お金なしのプライオリティパスのようなカードです。
(厳密にはちがいます)。
アトラクションの列に並んだり、楽しんだりすることが、 一般の健康である人と比べて、
体力の面や、病気の面で難しい人のために用意された サービスです。
対象者
・長時間並ぶのが困難な人
・並べるけれど、なんらかの機能に持病を抱えるために、 アトラクションをみんなと同じように楽しめない人
具体的には
- 耳や目などに障がいをお持ちの方
- 妊婦さん
- 高齢の方
- 骨折など、一時的に怪我をしている方
- 身体障害者手帳を所持する方
など です。
以前は自己申告制で通っていましたが、 2019年の新ルールで障害者手帳を見せることが
ゲストアシスタントカードの利用条件となりました。
障害者手帳を持っていない方に対しては、 キャストさんの判断に任せます。
体の状態だけでなく、 難聴といった機能も対象となります。
みんなと同じように、ディズニーで楽しむことができるようにとの配慮が、そもそものゲストアシスタントカードの目的です。
当てはまる方は遠慮なくキャストさんに伝えることをおすすめします。
特典
内容はいろいろありますが、中でも 待ち時間の間、自由に動けることが 一番魅力のある特典です。
特に体力を消耗するのが、待ち時間ずっと立って待つことです。
ゲストアシスタントカード対象者は、ずっと立って待つことが難しいと判断された方です。
そのため、待ち時間が来るまで、 別の場所で座るなりで楽な姿勢で待ってもらおうというのが本来の目的です。
ですので、決して待ち時間が短縮する・ゼロになる効果はありません。
他の人と平等に、時間が来るまで待ちます。
待つ場所が違うだけです。
いいえ。
車椅子の人など、キャストさんに、この対応が適切だと判断された人だけです。
ゲストアシスタントカードを所持する方全員が、 良い場所で見れるわけではありません。
車椅子の方専用の見学場所を備えています。
(だからこそ、件の車椅子を悪用した例が発生してしまったわけですが・・・)。
「基本は、その人の状態次第で、キャストさんがサービス内容を決めます。場合によってはアトラクションのご利用自体をお断りすることもあります」。
例えば、難聴の方に対しては、スピーカーの近くに案内します。
視覚に障がいのある方は、最前列に座れたり、待ち時間が過ぎてしまった後でも多少許されたりといったことです。
ゲストアシスタントカードを入手できた。
↓
全特典を得られる権利を得た、ではありません。
くわしい内容は、ゲストアシスタントカードを出した時に 使い方など詳しい説明をいたしますし、 質問したことにもキャストさんがお答えしますので大丈夫です。
対象アトラクションの基準は、 「地震時に1人で避難できるか?」 がひとつにあります。
困難と判断された場合は、お断りさせて頂くケースもあります。
流れ
- 1キャストさんに、ゲストアシスタントカードを見せます。
- 2何点か質問されます。
質問内容で、サポート内容を決めます。
特典を受けることができる場合は、 ゲストアシスタントカードに- アトラクション名
- キャスト名
- 乗車時間
が書きこまれます。
- 3時間が来るまで、自由行動できます。
※別のアトラクションに乗ることは禁止です。
待つ間、レストラン、トイレ、買い物、休憩などで過ごします。 - 4約束の時間が来たら、利用できます。
遅刻しますと、指定時間で利用できません。
改めて時間を取る手間が生じます。
時間に厳しいアトラクションでしたら、 キャストさんが事前注意をしてくれます。
また、今回乗車する人が一人でも欠けていますと乗れません。
全員そろったうえで受付してください。
プライオリティパスとの違い
違い(入手のむずかしさ)
プライオリティパス(PP)→難しい。整理券と同じです。人気だと入手できないことがあります。
※スマホ上で完結するので、以前のように発券機の前で並ぶ必要はなくなりました。その点では入手が簡単になっています。
ゲストアシスタントカード(GAC)→簡単。対象者であればいつでも入手できます。
違い(待ち時間にアトラクションの利用)
プライオリティパス→できる。時間が来るまで他のアトラクションで遊んでも問題ないです。
ゲストアシスタントカード→できない。立ってずっと待つことを免除されているだけで、自由に動ける間何をしても許される権利をもらったわけではないです。
共通点
指定された時間が来たら、並ばずに目当てのアトラクションで遊べます。
遅刻すると無効になります。
ゲストアシスタントカードと プライオリティパス同時使用は?
できます。
ただし、ゲストアシスタントカードの特典を受けている最中に、他のアトラクションに行くことは禁止です。
- 1プライオリティパスを取得します。
- 2ゲストアシスタントカードを使って、 待ち時間自由に動けます。
- 3食事をしたりして時間が来るまで待ちます。
- 4ゲストアシスタントカードをつかったアトラクションの 約束の時間がきたので楽しみます。
- 5プライオリティパスの指定時間がきたので楽しみます。
これは問題ありません。
ゲストアシスタントカードを使って待っている間、 何をするか? がポイントです。
待っている間に、別のアトラクションにいったらアウトです。 悪用だからです。
時間が来るまで大人しく待つ、食事などするのが前提です。
同じ時間帯で2つも行けることは、 悪用に当てはまります。
ゲストアシスタントカードでつかったアトラクション待つ間に プライオリティパス→×
ゲストアシスタントカードでつかったアトラクション待つ→終わったあとで プライオリティパス →〇
ディズニーへ行く人達が一番神経をとがらせているのは アトラクションです。
いかに並ばずにたくさん回るか? を必死に考えているなかで 涼しい顔で楽々とアトラクションに入られては たまったものではありません。
本当なら立って並んで待っているはずなのに、 別のアトラクションで遊べているのはおかしいですよね。
まじめに並んでいる人達に不公平が生じます。
ディズニーも禁止しているルールです。
はい。プライオリティパスを先に取得することをおすすめします。
早く手続きをしておかないと、人気アトラクションはすぐ プライオリティパスがなくなるからです。
ただ、人気アトラクションのプライオリティパスが無事取れたからといっても、入れるのが夕方という場合があります。
特に混雑日です。
夕方までいる予定でしたら、プライオリティパス優先がおすすめです。
「同時にふたつのカードをつかえるか?という意味の場合
併用はできます。
ただ、併用はおすすめしません。
悪用に近い行為だからです。
もしかしたら、待ち時間ゼロでアトラクションに乗れるんじゃないか? という意味とお察しいたします。
しかし、本来は待ち時間を守ったうえで乗るのがマナーですので、おすすめしません。
- 1プライオリティパスを無事取得しました。(10:00~11:00)
- 210:00にアトラクションに行ってゲストアシスタントカードとプライオリティパスを見せます。
- 3ゲストアシスタントカードだけでは時間が来るまで待つ必要があります。
- 4しかし、プライオリティパスがあるからすぐ乗れるのでは?
- 5他の待っている人に不公平ですので、悪用に近いです。
別々につかう方をおすすめします。
ゲストアシスタントカードでグリーティングをまたいでいい?
いいです。
アトラクションはだめですが グリーティングはまたいでもOKです。
ただし、キャストさんの判断によっては、 ゲストアシスタントカードの特典を受けることができない場合もあります。
例
ミッキーとミニーを短時間で体験したい。
ミッキーを待つ間に先にミニーをしておきたい。
- 1・ミッキー(待ち時間)30分
- 2ゲストアシスタントカードで待ち時間自由にします。
カードに記述される時間は、受付時刻の30分後ぴったりです。
- 3ミニー(待ち時間)20分でふつうに待ちます。
- 4ミニーとグリーティング後、出口から出ます。
- 5出口を逆走してミッキーとグリーティングします。
ミッキーを待っている間に、ミニーをしておくことができます。
説明などで時間を多少とられますので、そこも考えた計画をおすすめします。
たいてい、10~20分ぐらいかかります。
間に合うか不安でしたら、 行きたいグリーティングにいる キャストさんにゲストアシスタントカードを見せて、 今から並んでも間に合うかと聞くのが確実です。
要約
2019年7月 、 「ディスアビリティアクセスサービス」と「合流利用サービス」が登場しました。(ゲストアシスタントカードはなくなりました。)
サービス名が変わりましたが、さらに厳しくなっただけで、状況は2019年1月以降とあまり変わりません。
ディスアビリティアクセスサービスと合流利用サービスの違い
(ディスアビリティアクセスサービス)
対象者:障害者手帳などをもっている方
↓
本人確認登録が必要です。(写真撮影あり)
しかし、本人以外の付き添いの方全員いっしょに列を離れて待つことができます。
自己申告では問題がありましたので、証拠つきで登録する形へと変わっています。自己申告対策をとり、さらに付き添いの方もサービスが利用できますので楽しめるようになりました。
ただ、気になるのが「ご本人が長時間列に並ぶことが困難な場合、」とくぎってあることです。 並ぶことができると判断されると利用できないともとれます。
(合流利用サービス)
対象者:障害者手帳をもっていない方で並ぶのがむずかしい方
・車イスを使用する方
・高齢の方
・妊娠している方
・病気・ケガなどで体の調子がよくない方
↓
本人確認登録はしなくていいです。
かわりに、列を離れることができるのは本人だけです。他の方は列を抜けることはできません。ただし、付き添いが必要だと判断されれば1人まででしたらいっしょに抜けることができます。
また、アトラクションを利用するたびに、本人が申し出る必要があります。
ディスアビリティアクセスサービスとちがい、証明するものを見せる必要がないために、 特に車イスや妊娠はあいかわらず悪用できる余地がある気がします。
悪用が原因で、ゲストアシスタントカードのサービスを 受けることが前より難しくなりました。
ゲストアシスタントカードの発行条件が、 自己申告制であったのは、 夢の国イメージを守るためでもありました。
ところが悪用事例多発で、そうもいってられなくなり、 2019年1月7日から厳しくなってしまいました。
障害者手帳を持っている方でも、立つことができると判断された場合は、列に並ばずにすむ特典を受けることができません。
妊婦さんも本人しか特典を受けることができない、予約できない、母子手帳もだめ、となりました。
今までは対象外の人でも、 ゲストアシスタントカードをもっていて 制限人数内におさまっていれば、 待ち時間自由に動けていました。
(別のアトラクションで遊ぶのはいけませんが)。
それが本当に対象者の方のみになったのです。
例
・松葉づえのママさんと子ども
・子どもが障がいを抱えていてパパさんかママさんが付き添い
など
でしたら、これまで通りサービスを受けることができます。
新ルールを受けて、いろんな不満や不安があちこちから出ています。
「前なら妊娠中ディズニー旅行がとても楽しめたのに、今度からは夫婦でも別行動だからいっしょにいれない時間が増えて悲しい」
「診断書は期限あるから、明日ディズニー行くことが急に 決まっても対処できないことがある」
「障害手帳ぎりぎり支給されないレベルの人もいる。それでももう、特典を受けることができないの?」
「対象者一人だけを自由にさせたところで、途中で何か起きたらどうするの?どうしても介助者は並ばないといけないのか」
「新ルールだと祖母を連れていきづらくなる」
アトラクションのキャストさんが判断します。
悪用防止のため、あえて相談のかたちを取って、 対応を決める方針です。
妊婦さんのように、障害者手帳を持たない方も、 キャストさんがどうするか決めます。
ひとりで待てない方(付き添いが必要な方)の場合は 対応する可能性があります。
例えば、お子さんがなんらかの障がいをお持ちである 親御さんでしたら、サービスを受けることができる可能性が高いです。
「キャストさんやアトラクションによって対応が変わる問題が出ます」
1人で入ろうとしたところ、 本人だけではだめで、同伴者がいるならOKといわれた人がいる一方で、1人だったけどOKをとれた場合もあります。
キャストさんが気にする点のひとつに、 非常時に自分で避難できるか?が挙げられます。
できるならOK、できないと判断されればだめ、となります。
乗りたいアトラクションがどんな種類のものか、 確認することも大事です。
アトラクションは仕方ないとして キャストさんの考え方が違うことが理由で 判断が分かれるのは困りますね。
ただ、待ち時間自由になれても、 平日でも混雑することがあります。
レストランも満席、なにか買うにしても並ぶことになるかもしれません。
「妊婦さんも、体調管理に気を配ることをおすすめします。」
妊婦さんがディズニーを楽しむことで、問題が挙がっています。
突然体調を崩して救急車に運ばれる事例です。
お腹のだいじな赤ちゃんのことを考えたら、行くのをやめた方がいいかもしれません。
体調が万全だとしても、 乗り物は1種類だけにしておく、 レストランで食事するだけ、 早めに帰るなどして 無理をしないでディズニーを楽しむことをおすすめします。
妊婦さんと家族も利用できるところが、 ゲストアシスタントカードの魅力でした。
特に2人目で1人目のおもりをしながら並ぶのは大変です。
こどもは動き回りますから。
おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に行ける!
家族で楽しめるため、ゲストアシスタントカードは おすすめだったのですが・・・。
悪用する人が出ると、どんどんルールが厳しくなって、 本当に必要な人が不便になります。
ゲストアシスタントカードを使う方を見かけた人に、 ずるいといわれて肩身が狭くなります。
並ばないで遊び放題したいがために 一時的なズルをすると せっかく楽しめていた本来の対象者が、損をします。
悪用者が減ることを強く願うばかりですね。