火災報知器の誤報が多い原因とは?

「火災報知器がうるさい!」
「火災報知器が誤報だった。けどなんで鳴ったの?原因は?」
「止め方はどうやるの?消防に119番していいの?」

あなたがマンションや、病院にいた場合はどうすればいいのか?についても触れています。

ぜひ、お確かめください。

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火災報知機の誤報が起きる原因

実にさまざまです。

中には想定外の類もあります。

誤報の原因を大きく分けますと、
故障・経年劣化・異物侵入・イタズラです。
このうち特に多いのが「異物侵入」です。

火災報知機の誤報が起きる原因

故障 (古い方が故障を起こしやすいです)。
経年劣化 (電池の寿命は約10年です)。
イタズラ
異物侵入

いろいろある、異物侵入

異物とは、煙、熱、水分、虫、殺虫剤、急激な温度変化など色々あります。

異物が火災報知器の中や、配線の入った箱に入り込むことで誤報が起きます。

あなたの場合は、どれが当てはまるか、ひとつずつチェックしてみてください。

調理中などに。

性質が煙に似ている物質

ホコリ

例えば、部屋の掃除をしている時に、
まれに火災報知器が反応する事があります。

ホコリが火災報知器の中に積もった事で
起きる事もあります。

調理中、または火災報知器の真下で火を使った時。

水分

● 湯気
● 結露
● 雨漏り
● 大雨
● よそから伝わってきた水滴
● 水漏れ
● 夏の湿気

虫の侵入

クモなど。

殺虫剤

殺虫剤

スプレーでまくタイプだけではありません。
煙をたいて駆除するタイプも誤報の原因に含まれます。

激しい温度変化

外と室内に温度差がある時期、
特に冬はあぶないです。
エアコン(空調)で温めることで
激しい温度変化が
生じます。

また、突然の大雪からの回復でも
寒→暖への変化が大きくなるため、
誤報が起きる原因となります。

激しい気圧変化

台風

●台風
●強風

強い光

直射日光

直射日光

その他

携帯電話などの電磁波

携帯電話


煙感知器は携帯電話が登場する前にあったので、
対策されていない→誤報が起きがちです
)。

ネズミが配線をかじった

ねずみ


火災報知器に物がぶつかった

ぶつかる

以上が、火災報知器の誤報が起きる原因として考えられます。

火災報知器の誤報を止める方法

※自宅の場合

一例を挙げておきます。

設置している火災報知器により、止め方は少し異なります。

テストボタン(点検スイッチ)を押す
または
引きひもを引く

一定時間(例えば、約14分間)、警報音が止まります。

警報音が止まっている間に
誤報を起こした原因をなくしてください。

例えば、調理中の煙が原因だった場合は、
窓を開けて空気を入れ替えます。

自宅の火災報知器の誤報を止めるには、ほかには、電池を取り外す方法もあります。

ただし、本当の火事に気づけるように、
必ず電池をいれることをおすすめします。

※集合住宅の場合

↓同じページの別項目を参考にしてください。

火災報知器の誤報がマンションで起きた時は?

※施設の場合

↓同じページの別項目を参考にしてください。

火災報知器の誤報が病院で起きた時は?

※自分は現場にいない。遠くの場所から鳴り響く場合

火災報知器の誤報は消防(119)通報していい?

火災報知器の誤報って多い?

はい。
火災報知器の誤報件数は多いです。

消防士さんは、出動したものの誤報だった事が
毎年あるといいます。

誤報出動件数の例

神戸市
過去5年間(平成17年から平成21年)
計5,000件超え

火災報知器の誤報は夏が多い?

はい。多いです。
「原因は湿気」です。

水分

火災報知機は、煙感知型と熱感知型
2種類に大きく分けられます。

煙感知型の方が誤作動を起こしやすいです。

「煙じゃないのに?」

たしかに、本来であれば、
煙が入ってきた時に、
粒子を乱反射させる事で
「火事だ!」と知らせる
仕組みとなっています。

ただ、煙感知型の火災報知器は
「これは煙だ」
区別できているわけではなく、
単に、入ってきた異物の粒子が
乱反射した時、反応しているだけ
です。

ですから煙以外のもの、
今回で言えば湿気(水滴)
でも乱反射すれば
警報を鳴らします。

夏は、夕立などの通り雨がよく降ります。

通り雨が降る前と止んだ後、
ムシムシした暑さがやってきます。

通り雨の前後で湿気がこもり、
火災報知機の中に水が発生し、
乱反射して、誤報の原因となります。

湿気だけが夏に誤報の多い原因ではありません。

夏といえば、虫が活発に動く時期です。

退治しようと殺虫剤を使うと思いますが、
特に火災報知器の誤報を引き起こすのが、
煙をたくタイプ
です。

蚊取り線香

火事による煙だと勘違いされてしまいます。

火災報知器は誤報でも消防(119)通報していい?

119

「突然、外から火災報知機が鳴り響いた。」
「止まる気配がないし、誰かが止める様子もない。」
「自分が119番通報してもいいの?」
「でも、誤報だったら迷惑かな・・・」

誤報でも構いません。
気づいたら、すぐに119番通報してください

もし誤報だったとしても、
あなたに罰則は一切ありません。

誤報かどうかを決めるのは、消防士さんです。
消防士さんに現場を見せて、任せる方が確実です。

通報は早ければ早いほど被害は最小で済みます。

最初は誤報かと思ったら、後で本物の火事だった
という事がありえます。

ですから、間違いでも火災報知機が鳴り響いている場合は
119番通報する事をおすすめします。

しかし、消防士さんの仕事は、
火を消すことであって、
火災報知器を止める事ではありません。

明らかに誤報だと分かっている場合は、
119番通報する必要はないです。
管理会社さんの出番となります。

火災報知器の誤報がマンションで起きた時は?

マンション

居住者のあなたは、
火災報知器が鳴り響いた時は、
大家さんか管理会社に連絡を入れる
と同時に、念のため
119番通報する事をおすすめします。

連動している場合、
マンション全体の消防設備を
管理している大元の制御盤をいじらないと
火災報知器は止まりません。

火災報知器が鳴ると、
契約している警備会社が
119番通報するように
なっている場合もありますが、
通報されない場合もあります。

通報されない場合は、大家さんか管理会社が
対応する事になります。
しかし、深夜などで鳴っている事に
気づいていない場合も考えられますので、
あなたから連絡を入れ、
異常を知らせると安心です。

もし、すでに他の人が連絡を入れていても
その旨を伝えられるだけです。

火災報知器の誤報が病院で起きた時は?

病院

あなたが病院や介護施設で勤務している場合です。

「火災報知器が鳴りっぱなしの中、
どうすればいいのか?どうする事が正解なのか?」
「そのまま働き続けていいの?」

万が一のことを考えれば、
働き続けるのが正解であるとは
いいがたいです。

誤報だったのか、本当の火事なのか。

誰か一人でも確認に行くと
より安心できます。

本当の火事だった場合、
事は一刻を争いますから、
誤報だったらいいのにと願い続けながら
いつも通りの行動を繰り返すよりは、
大丈夫である事を早めに確認する方が
正解です。

消防法第8条により、病院は、特定用途防火対象物です。

特定用途防火対象物の場合、
訓練は年 2 回以上と定められています。

訓練を本番でも活かすために、
普段から、火災報知器が鳴った時に
どう行動するのが正解か
確認することをおすすめします。

また、病院は、同法律により
防火管理者を選んでおく必要があります。

正確な対処方法を確認する場合は、
防火管理者に聞くとなります。

要約

煙感知器

「火事が起きたぞ!!」
すぐにお知らせしてくれる
大事な設備が火災報知器です。

ところが、火災報知器として機能するよりも
誤報を起こすことが多いのが現状です。

火災報知器の誤報原因

故障やイタズラ、経年劣化よりも、
異物侵入が多いです。

異物の種類はさまざまで、いろんなものがあります。

いろんなものとは?

● 煙
● ホコリ
● 熱
● 湿気(夏に多い)
● ちいさな虫の侵入
● 煙をまき散らすタイプの殺虫剤


など

また、激しい温度変化も、誤報の原因です。

近年は、激しい温度変化が生じる日が増えています。

2018年では、12月4日に、
全国規模で冬でも夏並みの
暑さになったりしました。

今後ますます火災報知器の誤報は起きそうです。

もし、病院で起きたら?(あなたが勤務者の場合)

病院

指示が来るまでその場で待つよりも、
本当に火事だった時のことを考えて
誰か一人でも動いて確認することを
おすすめします。

誤報でもいいので、火災報知器が鳴ったら119番通報

119

火事でなければ、「ああよかった」で済みます。

勘違いでも誤報でもかまいませんので、
あなたの周りで火災報知器が鳴り響いていましたら、
119番通報をしてください。